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テイルズ オブ アライズ 【ているず おぶ あらいず】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 心の黎明を告げるRPG) 対応機種 プレイステーション5プレイステーション4Xbox Series X/SXbox OneWindows(Steam/Microsoft Store) 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 バンダイナムコスタジオ 発売日 【PS5/XSX/PS4/One】2021年9月9日【Win(Steam)】2021年9月10日【Win(MS Store)】2024年2月20日 定価(PKG(*1)) 通常版 7,980円アソビストアコレクターズエディション 19,800円アソビストアフィギュアエディション 15,980円プレミアムエディション 11,800円 定価(DL) 通常版 7,980円【PS5/XSX/PS4/One】デラックスサウンドエディション 9,800円デラックスコスチュームエディション 11,500円アルティメットエディション 13,000円【Steam】デラックスエディション 11,000円アルティメットエディション 12,500円(全て税抜) レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 良作 ポイント 令和になって初めてのテイルズオブシリーズアクション寄りとなったモダンな戦闘システムシリーズ25周年記念を飾るにふさわしい完成度 テイルズ オブ シリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 『テイルズ オブ ベルセリア』から実に5年ぶりとなるオリジナルタイトルで、シリーズ25周年記念作品。 タイトルの「アライズ」や独自ジャンル名の「黎明」には「夜明け」という意味があり、新たな時代へシリーズを繋いでいくための「継承と進化」そして「新生」をテーマに開発された(*2)。 グラフィック、システムなどに大幅な刷新が図られ、歴代シリーズからあえて外す事で新規層も入りやすくなっている一方、シリーズの持つ魅力も継承されている。 ストーリー 「ダナ」と呼ばれる世界は、かつては平和であった。空には巨大な惑星「レナ」が浮かび、死者が住まうという迷信が語られていた。 しかし、300年前のある日、突如としてレナはダナへの侵攻を開始した。 圧倒的な科学力と「星霊術」を駆使するレナに対し、ダナはあまりにも無力だった。 瞬く間にレナに支配されたダナは五つの国に分割され、それぞれを「領将(スルド)」と呼ばれるレナ人が支配し、人々は長きに渡る隷属の日々を送っていた。 ある日、頭をすっぽり覆う仮面を付けた記憶と痛覚を失った男が、ダナの国のひとつオルブス・カラグリアに現れた。 彼は人々から「鉄仮面」と呼ばれ、共に奴隷として働いていたが、現状を憂い、虐げられる人々を庇っていた。 彼は輸送列車に乗せらせていた同胞から追われる謎のレナ人の女シオンと出会い、彼女の胸から現れた「主霊石(マスターコア)」から己の身すら焼く「炎の剣」を引き抜いた。 レナに反抗する抵抗組織に助けられた鉄仮面は、領将を倒すというシオンと共闘することを決め、その戦いの中で仮面が割れて「アルフェン」という名前を思い出す。 アルフェンとシオン、二人の出会いは世界を変える始まりであった。 特徴 ※多機種で発売されているため、ボタン表記はPS4版をベースに記載する。 バトルシステム 今作では『リニアモーションバトル』という名称を使用しておらず、歴代作品のシステムを一部踏襲しつつ3Dアクションに特化したシステムとなっている。 移動 前作に引き続き、ライン移動はなく常時フリーランとなる。右スティックでカメラ操作ができる点も同様。 攻撃アクション R1が通常攻撃、△、□、○ボタンの3つが術技、残る×ボタンがジャンプとなっている新たなボタン配置(*3)を採用。 基本的にはこれまでと同様、通常攻撃は3連続まで繋げられ、術技を先行入力してコンボを繋げられる。通常攻撃の連携数はスキルを習得すると4連続以上に伸ばせる他、地上と空中で別計算となっているため地上コンボから空中コンボに繋げることで初期状態でも単独5連携以上を叩きこめるようになった。 技は地上専用と空中専用に分かれており、地上3種、空中3種で最大6種類の術技を一度にセット可能。ゲームが進めば12種類までセット可能になり、L2ボタンとの同時押しで術技を切り替えられるようになる。 術技の使用には「アーツゲージ(AG)」というゲージを消費する。システム的には『リメD』以降おなじみのチェインキャパなどと同じだが、通常攻撃では消費されなくなった。 なお、今作では4連携以内に同じ技を使用すると貫通力やのけ反り力などが低下するコンボ補正がかかる。 ジャスト回避(ジャストガード) / カウンターレイド お馴染みのステップは廃止され、左スティックとR2ボタンで前転などの回避アクションを行える。タイミングよく入力すればジャスト回避となり、一時的にスローになる。 ジャスト回避時に通常攻撃を入力すると瞬時に敵に近づいて反撃する「カウンターレイド」が発動する。 後述のスキルでジャスト回避の受付時間やカウンターレイドの威力を上昇させることも出来る。 なお、仲間の一人キサラだけは回避アクションの代わりにガードが可能で、ジャストガード時のみダメージを受けずに回避する。 ブーストアタック / ブーストストライク 時間経過や攻撃を当てることで上昇していく「ブーストゲージ(BG)」が最大の時に方向パッドを入力すると発動するサポートアタック。使用すると敵をダウンさせ、一時的に無防備にさせると同時にAGが回復する。 方向パッドのそれぞれがキャラに対応しており、L2ボタンを押しながらで非戦闘メンバーのブーストアタックも使用できる。 操作していないキャラのブーストアタックを発動した際は、そのキャラが瞬間移動してプレイヤーがターゲットしている敵に対して発動する。 後述のようにキャラクターごとに特性が設定されており、特定の敵に対して妨害効果を発揮できる。 ボス戦ではボスが特定の行動を取った際にボタンが表示され、入力すると専用演出が入るQTE「特殊なブーストアタック」が発動する。 敵には菱形のゲージが表示されており、コンボを当てて最大まで溜めると「STRIKE」と表示され、この時に方向パッドを入力するとトドメ技の「ブーストストライク」が発動する。 簡単に言えば『TOV』のフェイタルストライクのようなもので、仲間と共にド派手な演出でトドメを刺せ、ボスやギガントモンスターの場合は大ダメージを与えられる。ブーストストライクに巻き込んでゲージを溜めれば連続でブーストストライクを発動することも可能。 「2人で繰り出すトドメ専用技」という意味では、『TOR』の秘奥義にも近い。 ゲージは初期状態では全く溜まらないが、ダウンさせたり瀕死にさせることで溜まりやすくなる。ただし、コンボが途切れると瞬時にゲージもゼロになってしまうので畳みかける必要がある。 キュアポイント(CP) 今作で新しく採用されたポイントで、回復・補助術を使用した際に消費されるポイント。パーティ全員で共有されており、CPがなくなると術での回復が出来なくなる。攻撃術では消費しない。 宿屋や野営、おなじみのオレンジグミやパイングミで回復できる。ダンジョンにはHPとCPを全回復する回復ポイントが用意されていることもある。回復ポイントは1度使うと消滅するが、マップを移動すれば復活する。 キャラクターごとの特性 今作ではステータスや術技以外にも、前述のブーストアタックのようにキャラクターごとに異なるアクション、得意な敵が設定されている。 アルフェン 技使用時にボタンを長押しすると炎の剣を使用した焔撃技に派生できる。焔撃はいずれもHPを消費する。スキルを習得するとチャージが可能になり、より多くのHPを消費するが「瀕死時攻撃・属性攻撃アップ」と組み合わせることで威力が跳ね上がっていく。ブーストアタックではHPを消費する代わりに周囲を巻き込み、あらゆる敵をダウンさせる可能性がある。 シオン 爆弾を使用する技を使用する際にボタン長押しで爆弾を直接撃ち抜いて効果を変化させることが出来る。ブーストアタックは空中の敵を叩き落してダウンさせる。 リンウェル 呪文詠唱時にボタン長押しすると術をすぐに発動せず、好きなタイミングで解き放つ「マジックチャージ」が使える。マジックチャージ中に同じ術を再度詠唱すると上位術へ派生する。ブーストアタックは全ての敵の詠唱を妨害することができる。 ロウ ダメージを受けずに攻撃を当て続けることでステータスがアップする覚醒能力「アウェイクニング」を持つ。スキルによって強化される。ブーストアタックは防御する敵のガードを破壊してダウンさせる。 キサラ ガード中に技を出せる「ガードイグニッション」を持つ。スキルによって強化される。ブーストアタックは敵の突進を止めてダウンさせる。 テュオハリム ジャスト回避すると一定時間武器が伸長し、性能と攻撃範囲が広がる「ロッドエクステンション」を持つ。スキルによって強化される。ブーストアタックは的確に回避してくる敵の足を封じ、回避できなくさせる。 連戦ボーナス その名の通り、連続で戦闘をこなすことで獲得経験値や獲得SPが増加するボーナスが用意されている。 一度に出現した敵の数が多いほどボーナスが溜まりやすいが、時間経過で徐々にゲージが減っていき、ゲージがなくなるとボーナスも途切れてしまう。 育成システム スキルパネル 称号を獲得することで解放されていく育成システム。各称号に5つずつスキルが用意されており、スキルポイント(SP)を消費して習得できる。スキルは術技を覚えるものやジャスト回避の強化、状態異常攻撃の強化、AGの最大値増加など様々なものが用意されている。 同じパネルのスキル5つ全てを習得するとコンプリートボーナスでさらに特定のステータスが強化される。 SPは戦闘に勝利した際やサブクエストを達成した際に獲得できる。 武器作成 街にある鍛冶屋で敵から獲得した素材を消費して武器を作成可能。作成した武器は上位の武器の素材となることもある。 一度入手した武器のスキンは自動登録され、コスチュームなどと同様にビジュアルで好きなものをセット可能になった。 アクセサリ作成 / 強化 / 合成 彫金屋に行くことでフィールド上で入手した鉱石からアクセサリを作成可能になる。作成できるアクセサリは鉱石の種類によって異なる。 鉱石にはレアリティと固有スキルが設定されており、作成したアクセサリに引き継がれる。レアリティが高いほどセットされているスキルの数とスロットが増える。 作成した直後は固有スキルの効果は発動しないが、鉱石やアクセサリを消費して強化することで発動可能になるソーシャルゲーム的なシステムになっている。 最大まで強化したアクセサリは、他のアクセサリを合成することで素材となったアクセサリのスキルを1つだけ受け継ぐことが出来る。なお、スキルは好きなスロットにセット可能。 その他システム 料理 今作の料理は宿や野営で休憩した際に作成し、一定時間効果が持続するシステムになった。作成できる料理の種類は各地の宝箱やイベントでレシピを入手することで増えていく。 料理ごとに得意とするキャラクターが設定されており、そのキャラクターに作成させると素材を多く消費する代わりに料理効果が強化されたり、新たな効果を得られる。 なお、効果が持続中に新しい料理を食べると効果は上書きされる。 今作では食材は店で買える他、フィールド上に生えているものを採取して集めることで入手できる。ある程度ゲームが進むと牧場を利用可能になり、好きな家畜を育てて食材にできるようになる。 野営 今作ではフィールドの各地にたき火跡があり、調べることで野営することが出来る。宿屋同様にHPとCPを全快出来、料理作成も行える。 野営では料理の他、過去に出現したスキットやムービーを見返したり、仲間と会話して関係を深めることが出来る。仲間との絆を最大まで上げると……。 アーティファクト 特定のイベントやサブクエストで入手できる珍しいアイテム。入手するとゲームに影響を与え、術技のセット数増加や敵味方の被ダメージを1にするなど、様々な効果が得られる。 入手したアーティファクトの効果はオプションからオンオフが可能。 セーブポイントは廃止され、メニューからいつでもセーブが可能になった。 1度行った場所はファストトラベルで高速移動できるようになった。実際にその場所に行き、ファストトラベルポイントが解放されることで利用可能になる。ただし、一部のイベント中などファストトラベルが封じられる場面もある。 評価点 明快ながら丁寧な王道シナリオ 記憶喪失の主人公がヒロインと運命的に出会い、世界を支配する存在に戦いを挑んでいく。そして、仲間たちと出会っていき、やがて世界の真実・黒幕の存在へと辿り着くという王道展開で、万人受けしやすいシナリオとなっている。 基本的にヒロイックな物語ではあるが、「善良な非支配層と邪悪な支配層」という単純な二元論にも陥っておらず、誰もが奪われる側から奪う側になりうる危険性等も描かれている。 ややご都合主義な部分もあるもののそのための理由付けや伏線は概ね用意されており、大筋はよくまとまっている。 また、今作ではシリーズでは珍しく挿入歌が採用されており、MY LITTLE LOVERの名曲『Hello, Again 〜昔からある場所〜』を今作のグランドテーマを歌う絢香がカバーしたものが流れる演出も好評。 この場面から怒涛の伏線回収が始まり、エンディングへと繋がっていく。さらにOPムービーも同曲が流れる第2オープニングへと変化する仕掛けが用意されており、こちらも好評を得た。 なお、原曲は奇しくもシリーズ第1作目『テイルズ オブ ファンタジア』と同じ1995年発売であり、明らかに意識して採用されたことが窺える。 + エンディングに関するネタバレ注意 直近のシリーズ作品の多くで「誰かが犠牲になることで世界を救う」という展開・エンディングが採用されてきた(*4)が、今作では明確に犠牲を否定していく(*5)。エンディングではその後を描いた一枚絵が次々に流れていく方式になっており、それぞれの幸せを掴んでいく姿は感慨もひとしお。 シリーズの売りであるメインキャラクター達の豊かな描写 前半は仲間達がそれぞれの抱える過去に向き合っていき、後半からは主人公とヒロインに秘められた秘密が明かされていく。敵として立ちはだかる領将たちも、実際に戦う時は人々を虐げるただの敵であるが、終盤では彼らの意外な一面が明らかになるイベントもある。 メインシナリオ以外ではそれぞれの別の一面が描かれていくお約束も踏襲。武器マニアでお節介焼きのアルフェンや大食いキャラなシオン、イジられ役のロウといったギャグ描写もあり、キャラに愛着が湧きやすい。 仲間達は過去作に比べると年齢層や抱える過去等のため基本的には落ち着いた雰囲気でもあり、万人受けするパーティと言える。 また、序盤のサポートキャラとして加入する反抗組織のリーダー・ジルファもその聡明な人柄や含蓄ある発言の数々から人気が高く、「普通にパーティキャラとして使いたかった」という声も多い。 近作でお馴染みとなったショートチャットも搭載されているが、この種類が非常に膨大でちょっとした事にも仲間たちとが反応を返してくれるため賑やかな道中となっている。 水の中に入るたびに「炎の剣は無事か!?」と心配したり、とある滝壺に落下した際はロウの背をテュオハリムが押すというギャグ展開もあったりと、面白い内容も多く、色々と試してみたくなる。 本作の主人公であるアルフェンに関する描写 どのメインキャラクター達の描写も好評だが、(*6)特にアルフェンに対するプレイヤー達の評価はとてつもなく高い。 前向きで一本気な性格で、常に仲間たちをリードし、困難に立ち向かっていく姿。やがて明らかになる自身の過去と向き合い、ダナとレナの平和のため、そしてシオンのために戦う王道主人公として描かれている。 過去作の主人公同様に重い過去を背負っており、記憶を取り戻した直後はザコ相手にすら苦戦するほど動揺するなど、ゲーム的な面でも彼の心情を表現する場面は多い。 前述のようにお人好しでとぼけた面もあり、作中きっての好漢となっている。また、新しい衣装に着替えたヒロインに見惚れてしまうなど、アニメやゲームの主人公にありがちな天然鈍感キャラではない事もプレイヤーが感情移入しやすい理由の1つとなっている。 歴代最高のグラフィック 『TOS』以降の3D作品はトゥーンシェーディングを使う方式で統一されていたが、今作では独自に開発した「アトモスシェーダー」を採用。2D風を採用しつつも、その趣を大幅に変更して美しく世界を描き出している。 油絵のように繊細でリアリティのある色彩を表現しており、遠くの景色は色が薄く、手前に行くほど濃く描画することで空気感を表現している。 物語はダナの国を次々と回りながら解放していく形で進むが、それぞれの国も特徴的でプレイヤーを飽きさせない。特に中盤で訪れるエリデ・メナンシアは文字通り豊穣の国と言える美しい場所となっており、プレイヤーを感嘆させた。また、空には常にレナの姿が浮かんで見えるのだが、終盤で明かされるその真の姿も驚くべきものとなっている。設定と描写が上手く噛み合った好例と言えよう。 キャラクターモデルも作りこまれており、大半のイベントシーンやスキットも3Dキャラで進行する。 アルフェンとシオンは物語が進展するに従い、衣装が変化していく要素が採用された。それぞれの衣装の作り込みも良好で、特に終盤で登場する衣装は人気が高い。 スキットや一部のイベントは漫画のようにコマが次々と表示されていく方式を採用した。特にスキットでは、これまでは描かれなかった会話しているキャラ達以外の背景も描くことで状況を分かりやすく見せることに成功している。 爽快感の高いバトル 術技やブーストストライク、秘奥義などの演出が全体的にスピーディーで、特にブーストストライクは上手く決まれば連続発動して一気に決着をつけることが出来、非常に爽快感がある。 ボスや大型モンスターはHPを削り切ると無条件でブーストストライクの発動が可能となり、「強敵に大技で決着をつける」という高揚感を常に味わえるようになっている。 前述のように地上技と空中技があるだけでなく、敵を打ち上げつつ自分も飛び上がる上昇技や、逆に敵を叩き落して地上戦に持ち込む落下技も用意されているため、慣れれば地上と空中を自在に行き来してコンボを叩き込むことも可能。 スキルを習得していけばBGも溜まりやすくなるので、仲間のブーストアタックを駆使してAGを回復し、途切れることなく怒涛の連続攻撃を叩きこめる。これが本当に爽快で楽しい。 カウンターレイドは発動すれば距離関係なく一気に敵の懐に飛び込んでいくことができるため、回避行動からシームレスに攻撃に移ることができる。また複数戦では敵を撃破した直後にこのカウンターレイドと同等の攻撃を発生することができ、手動でターゲットの元へ移動する必要なくそのまま次の敵へと攻撃を仕掛けられ、コンボを繋げながら多くの敵を次々と撃破していく楽しさが味わえる。 歴代シリーズの多くで敵側の秘奥義は一方的にダメージを受けるしかなかったが、今作では発動演出の後は通常操作が可能になるため、能動的に攻撃を回避することが可能になっている。 秘奥義の攻撃判定が発生する場所にはマーキングが表示されるので、注意していれば回避しやすく、演出とアクション性を両立している。 ミニゲーム「釣り」 中盤から遊べるようになるミニゲーム。各地にある釣り場で遊ぶことが出来る。 釣りの醍醐味と言えば魚との格闘であるが、本作の釣りの醍醐味は「狙った魚を釣り上げること」にある。 ボタン操作でルアーを操って魚のアイコンを引き寄せるシステムになっているが、操り方が三通り存在し、ルアーとの組み合わせで反応する魚が変化する。しかし狙った魚以外も反応してしまう事も多く、狙った魚だけを引き寄せるには、引き寄せ幅を上手く調整していく必要があり中々に熱い駆け引きが楽しめる。 その他 前述のように一度入手した武器のスキンが登録されるようになり、どの武器を装備していても好きなスキンで遊べるようになった。 過去作からの小ネタなども勿論継承されており、隠しボスとして『ゼスティリア』と『ベルセリア』からアイゼン エドナ兄妹が登場したり、過去シリーズのマスコットキャラがルアーになっていたりする。 アーティファクトはナムコネタだらけなのも継承されている。 取り返しのつかない要素がほぼない。 過去作ではストーリーを進めることで発生しなくなるスキットやサブイベントなどがあったが、今作では聞き逃したものを含め発生したスキットは野営ですべて確認可能であり、期間限定のサブイベントも存在しない。 一部のザコ(各領将の配下など)はストーリーを進めることで戦えなくなるが、こうした敵とは道中で強制的に戦闘が発生するためエネミーリストへの登録を逃すといったこともない。 そのため特にトロコンを意識せずにストーリーを先にクリアしても、クリア後の要素を楽しみながら1周目でトロコンを目指すといったことが容易となった。 賛否両論点 ゲームバランス ザコはさほど強くない(強いものもいる、大抵はギガントの色違いなど)一方、ボス戦の難易度は全体的に高め。(*7) ザコ戦では突っ込んでいって攻撃を繰り返すだけでも問題なく戦えるのに対し、ボス戦では一転して攻撃を回避しつづけて隙をうかがうというヒットアンドアウェイ戦法が有用になっているため、戦い方を切り替える必要がある。最初のボスからこのバランスなので、ザコと同じ感覚で戦うと容易く戦闘不能にされ、回復のためにCPも枯渇しやすい。 システムの紹介でも触れたとおり、今作はキサラを除きガードができないため「とりあえずガードして様子見」という戦術が取れず、敵の攻撃を見極め的確に回避しなければならない。過去作以上にアクション性に重きが置かれていると言え、うまく立ち回れるようになった際の爽快感は相当なものだが、馴染めないプレイヤーも多かった。 CP回復アイテムの最低ランクであるオレンジグミからして3000ガルドという高値に設定されているため、金策方法が限られる前半では使用を戸惑いがちになり、ジリ貧になりやすい。それを見越してかフィールド上に落ちていたり、宝箱からもよく入手できるようにはなっているが。 加えて、主人公ということで多くのプレイヤーが使用するであろう アルフェンの専用システムである焔撃がHP消費制 のため、(*8)回復のためにCPが枯渇しやすい要因になっている。アルフェンはAIに任せるのもひとつの手。 アップデートによって当初の最低難易度より低めの「イージエスト」が追加されており、難しいとする声が多かったことが窺える。 ただ、その分歯ごたえはシリーズでも随一で、ジャスト回避やブーストアタックを総動員して勝利した時の快感は高い。 ストーリー上で相対していく領将たちはそれぞれに属性を持っているため、耐性のあるアクセサリを装備するだけでも戦いやすくなる。今作のアクセサリはどれも強力で、属性耐性やステータス強化の他、ヘイトを集めたりすることも出来るので、相性のよいスキルを合成して装備させれば戦闘を有利に運べる。 前述のアップデート時には、シリーズお馴染みの最高難易度「アンノウン」も追加されたため、戦闘を楽しみたいプレイヤーへの配慮も行われている。 秘奥義の扱い テイルズオブシリーズの目玉の1つとも言える秘奥義だが今回は全体的に不遇。単純に威力が低く、発動後は敵との位置関係がリセットされコンボが切れてしまい詠唱中・発動中の術もキャンセルされてしまうため「出さないほうがマシ」とCPUにすら自動で使わない設定にさせたほうがいいことが多い。 また敵キャラクターの秘奥義も前述のように必中ではない避けられるものに変更されたが、これも「演出面が弱くなった」「避けられるようになったが逆に言うと避けないといけなくなった(CPUは避けずに即死することがある)」と賛否の声がある。 戦闘勝利後のリザルト画面の廃止 シリーズの伝統であった戦闘終了時にパーティが横並びして台詞を発するリザルト画面がなくなった。勝利台詞や複数キャラによる掛け合いは残っているものの、戦闘終了後の移動中にショートチャットで行われる形となった。 台詞に合わせてキャラが決めポーズを取ったり、動きまで含めた掛け合いが無くなってしまったため、「テンポが良くなった」「同じ掛け合いはどうせ見飽きる」と評価される一方で、やはりシリーズお馴染みとなっていたために寂しいという声も多い。 恋愛要素の多さ 無理矢理カップルを成立させようとするシナリオライターの思惑に否定的な声もあった。 『TOS-R』や『TOG/TOGf』でも良くあった展開だが、結ばれる結末にしたせいで今まで無反応だったキャラが突然恋愛に目覚めるようなシーンが今作には多く見受けられた。 テイルズオブシリーズにしては珍しく、主人公とヒロインが結ばれる。だが、その結末にするため、アルフェンが双世界よりもシオンを救う選択をしており、プレイヤーに寄り添ったストーリーだと感じられない声もあった。 問題点 ストーリー関連 一部の描写不足 特にシオン関連については300年の間に茨を持つネウィリを始めとした先祖がどう子孫を残しどう茨が継承されて来たのか不明であったり、シオンがダナに来た方法などもまともな描写はなく、設定と照らし合わせた場合に説明不足な点が多く目立つ。 ただ、『TOS-R』の頃から良くあったテイルズシリーズ全体における共通の問題点でもあるのだが。 過去の王に関する末路についてもあっさりしすぎている。印象が弱く、衝撃に欠ける。 風の領将(スルド)であるアウメドラとの対峙。自分の両親を殺害した張本人として因縁を持つリンウェルがとどめを刺すシーンで突然ロウが割って入り、その攻撃を食らいつつ頑としてどかず二人で長い会話を続け何度も攻撃を食らう場面なのだが。そこに至るまでにリンウェルが復讐のことを直前まで隠していたせいもあり、ロウの虚無感やリンウェルの奥底で燃える復讐心と悲しみ等、お互いにそれを深く知る機会、抱えてるモノを共有する描写が足りておらず、シーン全体が非常に薄弱でキャラの行動原理は理解できるもののプレイヤーの感情移入を阻むものとなってしまっている。そしてイベントシーンをプレイヤー同様最後まで静かに見守っていたアウメドラが一言、「 茶番は終わったかえ? 」と二人に確認をとるのだが、この発言は領将との対峙という切迫した状況下で眼前の敵を無視し、急にロウとリンウェルが二人だけの世界に没頭しだした場とそぐはない展開、上記の描写不足による違和感から、多くのプレイヤーの共感を得た。 2部について ストーリーが全体的に駆け足気味になり、説明が増え、ダンジョンが減った結果、テキストゲーになってしまっている。 とはいえ全体的なバラシが複雑であるため、説明偏重になるのは致し方なしか。後述するが、ラストダンジョンのシンプルさがこの印象に拍車をかけているのは否めない。 1部の目的を達成したと思ったら新たな謎を提示され、オープニングが変わり2部に突入、という非常に期待が高まる演出がなされるため、その反動もあるだろう。2部突入時点で全体のストーリーの7~8割は終わっており、明かされる内容自体に驚きはあるものの、「ここまででまだ半分」と思い新たな舞台を期待していた人は些か落差を感じてしまう。 ヴォルラーンについて ヴォルラーンは領将の一人でストーリーに大きく関わってくる本作のラスボス。作中では何度も相対し、その思想は設定などはアルフェンと酷似しながらも対極に位置している。アルフェンたちもヴォルラーンのことは大きく意識しており、正しくアルフェンの宿敵といえる存在。荘厳な物言いや尋常でないヤバさを感じさせるムービーや戦闘スタイル、シオンを誘拐してからの展開など「インパクトのあるイケメン狂人キャラ」とストーリーに絡む中枢人物として大きく推されていた。 …はずなのだが肝心のキャラの掘り下げが不足気味で最終的に明かされた設定も「 黒幕に与えられた地位で使命感や理想など何もなくただただ他人をいたぶるだけの領主 」「 アルフェン達にしつこく絡んできたのも簡単に言えば嫉妬 」と率直に言って、小物としか言えない悪役であった。 上記の様にいまいち魅力に乏しいヴォルラーンが長期に渡り登場しては執拗に物語に絡み、アルフェン側もまるで宿命の敵のように扱うため「ヴォルラーンは物語上ここまで長く引っ張るほどのキャラだったのか?」とイマイチ話に入り込めず、温度差に辟易するプレイヤーも多かった。 しかし、こういった虐げられ奪われ続けた反動により形成された空虚な人物像だからこそ、アルフェンの主人公としてのキャラクターとの対比、一貫性がより強く伝わる側面もある。 最終盤でのあまりに不自然な展開、雑な元気玉と揶揄される解決法 + 物語の根幹に関わるネタバレがあります 世界を救うためにアルフェンは、レネギスによって作られた星霊力の道を使い、ダナの人々にシオン、ダナ、レナを救いたいと協力を呼びかける。すると炎の剣にダナの人々の意志の力が収束。剣を介してそれをレナの星霊に送り届けたことによって、二つの星はあるべき姿へと戻り、シオンの命、ダナ、レナ、その全てを救う…という結末だが、その前の話の運び方に大きな不自然さが生じている。 その最大の理由としては、世界とシオンを救うために元々使う予定であったキーアイテム・『レナス=アルマ』を不可解な行動で失い、窮地に陥ってしまう最悪な展開を礎としているためである。 当初の世界を救う方法は根源悪をシオンごと焼き払うというものであり、この方法なら全ての問題を確実に解決出来る最善案である事が物語中で語られる。しかしアルフェンは猛反発し、『レナス=アルマ』を用いた方法でシオンが生存した形での世界救済を望む。この案はアルフェンの決死の説得によって勝ち取ったものであった。 ところが、ヴォルラーンとの最終戦後、すぐにレナス=アルマを回収し、囚われた彼女を解放しなければいけないにもかかわらず、アルフェンは何を思ったのか、レナス=アルマも、あれほど救う救うと言っていたシオンも放置し、何故か悠長にもヴォルラーンとの対話を優先。そして野晒しのレナス=アルマをヴォルラーンに破壊され、シオンの命を救う手立てを失うという大失態を演じてしまった。 レナ人とダナ人の300年もの間の遺恨のリアリティと、それを根気強い対話によって解決する姿勢はアライズのよい部分ではある反面、この緊迫した場面で対話を優先することには非常に強い不自然さ、最後の解決法にも度を越したご都合感を覚えさせる要因となってしまっている。 この問題の解決法は唐突にアルフェンが思いついたようにも見えるが、メインでもそれなりに小さな伏線が敷かれており、あるサブクエでは明確に現象として起こっている。しかしながらそれでも、最後の描写に違和感をもたらすレナ人とダナ人の根深い確執を払いのけ、受け手を無理なく納得させる要素としては残念ながら力が不足していると言わざるを得ない。 バトル関連 ブーストストライクの兼ね合いからか、敵側のほとんどがスーパーアーマー持ちで硬めな傾向にある点は不評。 特に後半のダンジョンになるほど今までのボスの色違いがアーマーそのままで出てくるため非常に面倒くさい。 序盤から後半まで同じ種類のモンスターばかりが登場する。 どの国に行ってもウルフ系、ボア系、ビー系、アルマジロ系、バーサーカー系は必ずと言っていいほど出現するため、色違いばかりという感想になりやすい。これに加えて領将配下のレナ装甲兵も同じような見た目で種類が多い。 モンスターの総数も前作と比べると100種類以上減っている。また、これらの雑魚敵は同種だけで群れている場合が多く、数種類の敵と同時に戦う機会が少ないため雑魚戦の印象が変わり映えせず、中弛みにつながっている。 一応、ボスモンスターやギガントモンスターの色違い系も交えてはいる。しかし、ラストダンジョンでも色違いは出てくる。 ダンジョンについて 全体的に短めかつギミックは鍵系のみと、単純な構成となっている。 サクサク進められるので一概に欠点とは言えない。ただし、上記モンスターの問題もあるため、ゲーム要素としてのボリュームには欠ける。ダンジョンかモンスターのどちらかは充実させるべきだっただろう。 ラストダンジョンの構成が歴代に比べシンプル過ぎる 歴代のラストダンジョンは複雑なギミックや構成、隠し要素の一部が存在するなど、探検する楽しみが大きかった。しかしながら今回はほぼ一本道で、後半は前半部分を上下に反転しただけとなっており、正直手抜き感は否めない。 過去作にあったシステムの廃止 新しい『テイルズ オブ』を目指したゆえ、取捨選択で廃止されるシステムがあるのは仕方ないが、プレイ面で便利だった要素まで廃止されてしまった。 ショートカットが廃止されたため、仲間の術技を任意のタイミングで発動してコンボを伸ばすことが出来なくなった。 作戦がパーティ全員に対する設定しか出来ず、個別に行動方針を変えることが出来なくなった。 このため前衛を突撃させて術担当に距離をとらせるといった基本的な設定が出来ない。今作のボス戦の難易度を考えれば、全員で距離をとる作戦でも問題はないが…。 一応、特定の術技の使用タイミングのみ設定可能。 グレードショップが廃止され、周回引継ぎはアーティファクトを入手することで引き継ぎ要素が充実していく方式になった。 レベルや装備などのほとんどを引き継ぐことが可能で、獲得経験値増加などの効果も得られるが、経験値半減などの要素はなくなっている。 また今作では一周目のクリア後データでほぼ全ての要素を回収でき、トロフィーも全て揃えられる。二周目以降でのみ得られる要素は、開始直後に手に入るビジュアル装備のみ。これは二周目をやる手間がなくなったとも言えるし、「二周目以降が本番」とされた従来のシリーズからやり応えが減ったとも言え、賛否ある。 劇中アニメーションのクオリティ テイルズオブシリーズといえば時折挿入される美麗なアニメがウリであり、多くの過去作にあった要素をカットした本作でも残されている。しかし本作のアニメのクオリティは前作『TOB』と比べて明らかに低い。 3Dモデルが大きく進化したこともあってか、アニメシーンになるとかなりの落差がある。総合Pによると本作のアニメシーンは歴代で最も多いらしいが、これなら本作の劇中アニメは要らなかった、むしろ全部3DCGで見せてほしかったという声も多い。 一応製作は前作までと変わらずufotableだが、某鬼アニメの方に人員を割いた結果なのかもしれない。 総評 システムの多くを刷新しつつ、シリーズの伝統も受け継ぎ、新時代のテイルズを感じさせてくれる。 新規層でも入りやすいキャラクターやシナリオ、爽快な戦闘システムも好評で、後述のような賞を獲得したことからも、その評価の高さが窺えるだろう。 アルフェンの言葉を借りれば「壁を壊す」ことに成功し、見事にプレイヤーの期待に応えてみせた良作である。 余談 本作は元々2020年内に発売予定だったがコロナ禍の流行により開発環境に支障があって発売が延期にされたが、延期に伴ってか本来は開発予定のなかったPS5版も同時販売される事になった。 2021年12月に発表された「The Game Awards 2021」にてBest Role Playingを受賞するシリーズ初の快挙を成し遂げた。 Amazonの長期利用者等に体験版が配布されたが、配布の方法が「PS4のパッケージを送付、BDトレイ部にダウンロードコードが書かれたディスク形状の紙が入っている」という形だったため、この紙をBDドライブに直接入れて詰まらせるというトラブルが散見された。 2022年1月発売のファミ通に本作の「ファンアンケート結果発表」が掲載された。アンケートは本作発売から約3ヶ月後となる2021年12月7日~12日にファミ通.comで実施されたもの。 総回答数963人。性別は男性47%、女性46%、未回答7%。年齢層は10代以下2%、20代46%、30代42%、40代6%、50~60代1%、未回答3%であった。 『SCARLET NEXUS』とのコラボレーションが無料DLCで行われている。 アルフェンの装備として同作の主人公・ユイトの初期装備「妙法村正・レプリカ」が、アタッチメントとしてもう一人の主人公・カサネが身に着けている髪飾りが登場。通常戦闘曲を同作のBGMに変更することもできる。 「妙法村正・レプリカ」はアルフェンの初期装備より頭一つ強い性能となっており、ゲーム開始後すぐに受け取れるため最序盤の攻略に役立つレベルの性能となっている。 同作と本作のバンドル販売もなされている。 ファミ通のインタビューでPVに映っている人物を指して「彼女はヒロインなのでしょうか?」とわざわざ尋ねるシーンがあり、プロデューサーがしっかりと「ヒロインです」と回答する珍事が発生している。過去作品による爪痕の深さを感じられる。 その後の展開 2023年9月15日に本編の終了から1年後を描いた大型ストーリーDLC「ビヨンドザドーン」が発表され、11月9日に配信された。価格は4000円。 本編の終了から1年後とあるがラスボス戦後からエンディングまでの空白期間を描いたもので、新キャラのナザミルを中心としたメインシナリオと、新規サブクエスト、復興クエスト、新ダンジョンが主な内容。戦闘面での追加要素はない。
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関連商品:テイルズ オブ ザ テンペスト オリジナルサウンドトラック 概要 ジャケットイラスト 概要 ※テイルズチャンネルより転載 タイトル テイルズ オブ ザ テンペスト 商品名 テイルズ オブ ザ テンペスト オリジナルサウンドトラック 分類 音楽CD 品番 AVCD 23187〜8 発売元/出版社 エイベックス・マーケティング株式会社 販売元 エイベックス・マーケティング株式会社 価格 2,800円(税込) 発売日 2007年2月21日発売 コメント 「テイルズ オブ」シリーズ初のニンテンドーDS用ソフトとして発売された『テイルズ オブ ザ テンペスト』。 その音楽をCD用にリミックスした音源で収録したサウンドトラックです。ゲーム音楽を収録したDisc-1(Game Music Side)と、書き下ろしの脚本によるドラマを収録したDisc-2(Original Drama Side)の2枚組。 Disc-1ではゲームで使用された楽曲に加え、ボーナストラックとしてmisonoが担当する主題歌をゲームEditで収録しています。Disc-2では書き下ろしの脚本で、ゲーム本編のエンディング後が描かれます。キャラクター同士の会話がついに実現!ファン必聴です。 ジャケットイラスト
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登録日:2011/11/27(日) 03 06 55 更新日:2024/06/15 Sat 18 33 00NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2006年 DS TOT TOT ←(ToT)では無い misono いのまたむつみ ゲーム テイルズ テイルズオブシリーズ テンペスト ニンテンドーDS バンダイナムコ リメイクするべき テイルズ オブ ザテンペストとは、2006年にバンダイナムコゲームスから発売されたニンテンドーDS用ソフト。 恒例のジャンルは「魂を呼び起こすRPG」 主題歌はmisonoが担当した「VS」。諸々の事情でソフトの販売が延期になったので、テレビCMでは同じmisonoの「ラブリーvキャッツアイ」が使用された。 当初、この作品はテイルズオブシリーズの本編作品9作目として扱われていたのだが、何故か本作発売の2007年以降シリーズにマザーシップタイトル(本編)とエスコートタイトル(外伝、なりダンやファンダムなど)の概念が誕生。 テンペストはエスコートタイトルに属することになる。 ……というのが通説となっているが、バンダイナムコは上記の分類以前に本作のことを「本編」あるいは「外伝」と表現したことは一度もなく(外部メディアは本編として扱っていた)、一貫して「シリーズ初のDS作品」「シリーズ最新作」と表現していた。 そのため、実際にバンダイナムコが本作を本編と外伝、どちらに属するものとして扱っていたのかは分からない状況となっている。 2020年になってマザーシップ・エスコートの区分が撤廃され、「オリジナル」と「クロスオーバー」が新たに制定されて本編・外伝の区別が消滅した。これにより、本作は13年越しで外伝扱いから脱することとなった。 ■戦闘システム 『3on3-LMBS-(3on3バトルリニアモーションバトルシステム)』を採用。 3Dになった『テイルズ オブ リバース』の戦闘、というのが最も近い。 ただし今作は戦闘参加メンバーは3人となっている。 3D戦闘になったゆえかリバースとは異なり、前後左右どこからでも直接攻撃が可能。 ■ストーリー 人種差別を題材にしたようなあらすじ。 これまたリバースみたいな感じ。 しかし今作は主人公が差別される側の立場にいる。 ■主な登場人物 ○カイウス・クオールズ (CV 高城元気) 本作の主人公。15歳の少年。 一見すると普通のヒトのようだが、実はヒトとレイモーンの民のハーフ。 その事実が彼に様々な試練を与えることになる。 過酷な人生を送るが精神的にはかなり成熟している。普通にいい奴。 武器は片手剣の剣士。歴代キャラの技はこちらが担当。 ○ルビア・ナトウィック (CV 門脇舞) 本作のヒロイン。カイウスの幼馴染。 当初は僧兵になるべく故郷の村を旅立とうとするも…。 カイウスに対して恋心を抱いているが、なかなか素直になれずケンカばかりしている。 武器は杖で、魔術により遠距離攻撃を得意とする。 ○ティルキス・バローネ (CV 山崎たくみ) カイウスたちが住む大陸とは別の地の王子。 フォレストと共にある目的を以てやって来る。 ルビアに「お兄さま」と呼ばれ慕われていたが、本人はアーリアに恋心を寄せる。 武器は大剣(両手剣)。カイウスとは対照的にオリジナル技が多い。 ○フォレスト・ルドワウヤン (CV 乃村健次) ティルキスの部下である屈強な戦士。 今作、というよりも歴代作品と比べて見ても年長の45歳。 カイウスとは違い純粋なレイモーンの民で、種族のことで悩むカイウスを気にかける。 武器は斧。 ○アーリア・エクバーグ (CV 荒木香恵) 協会に所属している僧兵。 一見クールな美人だが性格は若干天然っぽく駄洒落好きというお茶目な一面も。 真意を掴みにくい言動を取ったりもする。 武器は杖。ルビアと対照になるような術の使い手。 不評点 ここまで簡単に作品を説明したが、今作は悲しいことにテイルズシリーズの中でも非常に評価が低い作品として有名となってしまった。 取り敢えず良く挙げられる批判点を見てみると ◆ストーリー サクサク進めば10時間くらいで終わってしまう程の短さであり、必然的に低レベルでもクリア可能。 実際、筆者はラスボス時点でレベル40もありませんでした。 ゆっくり、じっくりプレイしてレベル上げを頻繁に行ない、時々道に迷ったりしながら進めればあるいは…。 ◆ムービー テイルズシリーズの見所の一つは綺麗でヌルヌル動くアニメーションムービーなのだが、この作品はそもそもアニメーション部分はOPのみ。 その上OPもアニメーションはサビ付近の一部分に抑えられ、大半はポリゴンなのである。 しかもそのポリゴンもお世辞にもクオリティが高いとは言えず、ムービー部分との比較もありなぜ全てムービーにしなかったのかとの声が良く挙がる。 ◆ボイス テイルズ作品を構成する要素として重要な豪華声優陣によるボイスも、今作は非常に聞ける部分が限られてしまっている。 キャラのボイスを聞けるのは料理と戦闘くらい。 正直、宝の持ち腐れ感が半端ない。 ◆スキット もはやテイルズの代名詞といっても過言ではないスキットも、ボイスがないのに加えてキャラのグラフィックもなく文字が出るだけというシンプルなものに仕上がっている。 そのくせさらっと大事なことをいうので困る…。 ◆戦闘 これまでのテイルズシリーズでは可能だった「戦闘中の操作キャラ、術技、装備の変更」が一切できない。 さらにCPUも設定した4つの術技しか使えないし術技の指示も不可能。 CPUのAIも良くない(敵含む)。 ショートカットもない上に前述の通り前後左右から攻撃可能というシステム上、戦闘そのものはなかなか難しい。 ◆ワールドマップ 今作に飛空挺などは存在せず徒歩が唯一の行動手段になる。 しかしマップそのものは広大で地図も見辛いのでかなり進みづらい。 砂漠で迷いすぎて匙を投げるなんてのもザラ。 エンカウント率も高くなり、テンポの悪さにも繋がっている。 ざっとあげてもこのくらい。 さすがにファンにも擁護しがたい部分もちらほら…どうしてこうなった。 「システムはともかくアニメーションとかボイスとかは容量的に仕方ないんじゃね?」と思う人も居るかもしれないが、 なんとこの作品DSソフト全体の容量の半分しか使っていない。 【こぼれ話】 テンペストは略すと『TOT』となり泣いてる顔文字にみえるので巷ではネタにされている。 2014年に海外のサイトで公開されたスタッフインタビューによれば、リメイクの予定はないとのこと。 設定や戦闘システムが微妙にTORに似ており、「リバースの100年の世界を舞台」として作られていたという噂もあるが、真相は定かではない。 ゲーム本編はまぁ評判がよろしくないが、小説は比較的評価が高い。ただ、ゲーム本編の過去話の描写が多く、カイウスたちの出番は少なめ。 外伝作品では長らくカイウスとルビアのみの参戦だったが、全員参戦を掲げた『テイルズ オブ ザ レイズ』でついにパーティキャラ全員の参戦が実現したほか、原作ではPTキャラではなかったルキウスが参戦している。 「追記・修正よろしくお願いします」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ほんとにリメイクが来そうなんだよなぁ -- 名無しさん (2013-05-07 13 40 28) リメイクしたら獣人化はルドガーみたいにな仕様になるんだろうか? -- 名無しさん (2013-05-08 15 39 52) ガチでリメイクしてくれ…! -- 名無しさん (2013-09-21 21 44 10) 正直、イノセンスやハーツよりこっちの方がリメイクの必要があるだろ -- 名無しさん (2013-09-21 22 38 42) 初めてやったテイルズだから思い出はある…キャラとストーリーは本文にもあるとおりよかったと思うしリメイクして成仏させてやってくれ… -- 名無しさん (2014-01-28 03 58 36) 散々と延期して発売したら散々な評価。misonoからしても迷惑。 -- 名無しさん (2014-11-15 23 33 55) 正直楽しめるかは人によると思う。2回クリアして裏ダン何回も往復してたけどあんまり苦にならなかったし -- 名無しさん (2015-01-28 15 12 29) ドラマCDでクリア時間で脳年齢がわかると言われた作品 -- 名無しさん (2015-01-28 17 52 58) リメイクにはカイウス女装イベないかな 中の人が性別不明キャラやっていたのを見るとそう思ってしまった -- 名無しさん (2015-01-28 17 58 30) 新作がこれを遥かに超える黒歴史な件…この作品が許される日は近い -- 名無しさん (2015-02-01 19 48 14) 真の黒歴史。サモナーズリネージを忘れてはいけない。 -- 名無しさん (2015-02-01 20 31 19) 俺はそれなりに楽しめたけどな、短いとは思ったけど内容が暗めだし長々差別を見せられるよりはって納得してた。そして新作をみてその思いが間違えなかったことがわかった -- 名無しさん (2015-03-29 16 02 06) リメイクしたら原典でラスボスだったやつが「第1部ラスボス」になって、そこから別の世界・大陸へ行って真の黒幕との戦いや新たな仲間との出会いがある「第2部」がある…とかだったらいいな -- 名無しさん (2015-07-06 06 59 40) イノセンスが発売されたころのインタビューに「DSではマザーシップと同じことは出来ないので、テンペストは何を削るか、イノセンスは何を入れられるかから始まった」って話を聞いたな。削った結果何も残らなかったんだろうな -- 名無しさん (2015-07-06 10 41 14) 通しプレイした唯一のテイルズ。 -- 名無しさん (2015-07-14 16 48 23) ジュードくん -- 名無しさん (2015-08-11 09 54 39) ストーリーの軸やキャラ設定が好きなだけに薄さや雑さが本当残念。テンペストRはよ -- 名無しさん (2016-03-23 11 04 23) こういうオナニー項目マジでキモい -- 名無しさん (2016-11-06 22 58 50) さっさとリメイクだしやがれ!テンペスト -- テイルズ改変 (2016-12-20 19 02 09) なんやこのテキトーなあらすじとキャラ紹介 -- 名無しさん (2018-11-16 21 19 05) いのまた先生の歴代キャラデザの中でアーリアが1番好き 中身も可愛い -- 名無しさん (2021-07-28 22 11 04) 小説版は傑作。本編では掘り下げられなかったキャラの過去や心情の描写がすごい良かった。一読の価値あり。 -- 名無しさん (2023-12-04 22 10 52) 辛い評価が多いけど、ゲーム初心者にはうってつけの作品だと思う。 -- 名無しさん (2024-04-28 21 37 36) 名前 コメント
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テイルズ オブ ヴェスペリア 概要 特徴・新要素 評価点 賛否両論点 問題点 総評 DLC テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3版) 概要(PS3) テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER 概要(リマスター) 評価点(リマスター) 問題点(リマスター) 総評(リマスター) 余談 テイルズ オブ ヴェスペリア 【ているず おぶ ゔぇすぺりあ】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 「正義」を貫き通すRPG) 対応機種 Xbox 360 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2008年8月7日 定価 7,800円 プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人) レーティング CERO B(12才以上対象) コンテンツアイコン セクシャル、暴力、犯罪、言葉・その他 通信機能 Xbox LIVE対応(ダウンロードコンテンツ配信) 廉価版 プラチナコレクション 2010年6月3日/3,990円 判定 良作 テイルズ オブ シリーズ それぞれの「正義」が動き出す 概要 『テイルズ オブ』シリーズの1作。略称は『TOV』『ヴェスペリア』で、キャラクターデザインは藤島康介氏。 360版が発売された当初、大作RPGシリーズが360で販売されるということで、大きく注目を浴びることになった。 その約1年後にゲストキャラだったフレン・シーフォ(*1)のパーティキャラ昇格、新仲間「パティ・フルール」参加などの追加要素を加えてPS3で移植版が発売されている(後述)。 また、その2週間後に劇場版アニメが公開されたため、売上を大きく伸ばした。 特徴・新要素 戦闘システム「EFR-LMBS(エヴォルドフレックスレンジ・リニアモーションバトルシステム)」 フェイタルストライク 敵の術式への耐久値を0まで減らすと攻撃ヒット時に魔法陣が出る。その時にボタンを押すと雑魚敵には即死、ボス敵には大ダメージを与えることができる。 オーバーリミッツ 画面左にオーバーリミッツゲージがあり、通常攻撃・術技を無制限に連携できる、魔術の詠唱時間が0になる、通常技より強力なバーストアーツを使用できるといった効果がある。 レベル4までレベルが設定されており、秘奥義を使用するにはレベル3必要。 シークレットミッション ボス戦において、特定条件下で特定の術技を使用する、特定のアイテムを使用する等といったシークレットミッションが用意されており、それらの条件を満たすことでレアアイテムの入手や戦闘グレード増加などのボーナスがもらえる。 その他 スキル スキルがついている武器を装備した状態で戦い続けることにより、LP(ラーニングポイント)を溜めてスキル習得が完了するシステムになった。 アタッチメント シリーズ初登場。装備すると外見の一部に装着される。装備できるのは1つだけで、サイズや位置は変えられない。 評価点 トゥーンシェードで表現されたグラフィック面は、次世代機のスペックで写実的に表現されている他のゲームと若干貧相に見えるのが、よく見ると個々がかなり細部まで作りこまれておりトゥーンシェードの極みといっても良い。 特にHDで描かれたキャラクターの髪がなだらかに揺れるのは非常に美しい。その筆頭がユーリなのは少々面白いとこでもある。 「次世代機じゃないと出来ないようなグラフィックを目指した」とスタッフが豪語するに相応しい仕上がりとなっている。そのためか、2010年以降に発売されたシリーズ作品よりクオリティが高いと評価する者も存在する。 戦闘システムは『アビス』のそれをベースにさらに洗練されており「フリーランで回避が簡単になりがち」や「高速魔術が強い」等といったことを除けば自由度が高く、それでいてとても分かりやすくとっつきやすいものとなっている。 それでも『アビス』や『ラタトスク』に比べてフリーランが速度低下などで弱体化しているため、以前の様な万能なシステムでは無くなった。それでも十分強力ではあるが。 FS(フェイタルストライク)やバーストアーツ、FSチェインなどの新要素は戦略性と爽快感を両立していると結構好評。秘奥義の演出も派手である。 目立ったバグ・不具合が皆無で、ロード時間も早い。やりこみ要素も豊富な点は好評。 シリーズファンへのファンサービスやニヤリとできる小ネタも随所にちりばめられている。『アビス』のキャラネタだったり、重要なボスが戦闘前にシリーズ作品名の単語を入れて話してくるなど。 特にとある都市の闘技場ではシナリオが進むと過去のテイルズ作品のキャラクター達と戦う事が出来るようになる。 その中にはあの『ファンタジア』のダオスも登場する。声は2代目の森川智之氏。 ちなみに、『デスティニー2』のバルバトスも登場。もちろんプレイヤーがアイテムを使ったときのアレ(知っている人は知っている)も再現。 そして『エターニア』からまさかのシゼルが登場した。カットインも美人であり『エターニア』のファンからも好評である。 プレイヤーへの配慮もかなり丁寧。 難易度は初期設定で「イージー」「ノーマル」「ハード」の3段階から選べる。 大体のシリーズの特徴ではあるが、これによりシリーズ初心者でも気軽に高難易度のモードで挑戦することが可能。 今作の場合は特に難易度をイージーにした場合の配慮が手厚く、ステータスダウンだけでなく一部のボスが回復術を使わないなど、敵の行動パターン自体が優しくなるようになっている。 それでいてペナルティは引継ぎに必要なグレードが一切獲得できないだけであり、基本経験値は減らされずシークレットミッションなども問題なく達成可能という親切仕様となっている。 グレード稼ぎについては今作では非常に効率の良い方法があるため、そういった面でもかなり気軽に救済手段としてイージーを選択できるようになっている。 サウンド1つとってもステレオモノラルに加えてサラウンドも選べ、さらには戦闘時のボイスやイベント時のボイスや戦闘時のBGMなども個別で設定できるようになっている。 ゲーム終盤になると、特定の場所でシリーズ恒例ともいえる作中ムービーや発生済みスキットの観覧や音楽の視聴、取得グレード数値の確認などが行えるようになる。 今作ではこれらすべての機能がサブイベの消化不要で使えるうえ、全部一か所に纏められているので非常にアクセスしやすい。 さらに今作では、同じ場所にてシークレットミッションが発生する作中のボスとの再戦までもが可能となっている。未達成のまま取り逃した場合の救済措置として役に立つ。 ストーリーそのものも、個々の各シーンを見ていけば、プレイヤーを引き込めるような物となっている。 特にシナリオをよく読み込んだ人達からは「イエガー(*2)のエピソードはもっと用意して欲しかった」という意見が根強い名キャラとして評価されている。 それに応えるかのように、PS3版ではイエガー関係のエピソードが更に追加されたり、小説版では彼の一生消えない「影」の部分に当たる過去が書かれている。また、戦闘時の専用曲も追加されており曲自体も好評である。 スキットの量も多く、キャラクター達の楽しい雑談をたっぷりと聞くことが出来る。 音楽はシリーズお馴染みの桜庭統氏と青山響氏(*3)が担当しており、今作でも中々のクオリティを誇っている。 特に「立ちはだかる強敵」は後年のシリーズにおいて大型ボスの曲に採用されることが多くなった。 全体的にキャラクターの人気が高く、特に主人公であるユーリは公式の人気投票において三連覇を獲得するという快挙を成し遂げている(*4)。 賛否両論点 キャラクターについてはシリーズの近作同様賛否の分かれる部分があり、シナリオでの描写に問題があるといえる部分が見られる。 ユーリとエステルは行動や展開に矛盾があると指摘する声もある(ユーリについては後述)。 また、PS3版で追加されたパティは360版で存在が示唆されていた点を含めて賛否両論。 フレンはPS3版で出番が増加したためにシナリオに弊害が生じている。 + PS3版におけるフレンの参戦に関する指摘 ユーリの親友であるフレンは言動や性格などは特に問題視されていないが、参戦のタイミングに対して問題がある。キャラ設定は下記の通り(電撃オンラインから抜粋)。 “ユーリ”とともに帝都の下町で育ち、同じ理想を抱いて騎士団に入った青年。“ユーリ”が幻滅して辞めた後も騎士団にとどまり、着実に実績を積んで昇進する。 騎士団において、貴族出身者からは成り上がりとして疎んじられ、逆に平民出身者からは希望の星と目されている。 責任感が強く弱い者の味方だが、法を守る立場との板挟みになってしばしば思い悩むなど、生真面目で少々融通の利かない面がある。 また、なにかと“ユーリ”にアドバイスをしがちだが、それは狭い下町でくすぶり続ける友を案じてのことである。 アレクセイに利用され、暗殺対象にされ、ラゴウは逆恨みで厳罰を下そうとし、キュモールには目の敵にされ…と多方面からこれでもかと圧迫され、理不尽な扱いを受けている。 にもかかわらず、彼をフォローしてくれる人物がほとんどいないなど、ユーリと対比と言いながら作中での待遇の差は歴然。 もっとも、これは彼の所属する帝国がいかに腐敗しているかを象徴している描写でもあり、その中において真面目なフレンが割りを食っているとも言える。 このことからも、上記のユーリの件も相まって「もはや正義の対比ではなく、フレン(の正義)すら踏み台にしてユーリ(の正義)を一方的に持ち上げているだけ」という趣旨の見方も少なくない。 後半からは、彼が一切ユーリの罪に触れず、快く支援に回ってしまったことは容認したと言えて(*5)、(ラゴウに対して)「悪法も法」及び(ユーリに対して)「勝てば法が認可した官軍」の杓子定規な薄っぺらい正義だったと受け取られて仕方ないものになってしまった。 360版では1回しかパーティに入らない上、操作したい場合でも、「ムーンセレクタ」を合成しないと操作不可能(*6)。 PS3版は、(フレンの「騎士団の隊長」という設定を考えると)その参戦タイミングについて問題が起こっている。 また、本来なら同じ場所には立てないが目標は同じであるはずのフレンが、普通にパーティに入ってしまうこと自体を批判する声もある。 本来360版で別行動中のフレンが行っていた活躍は現場を任された部下が行ったことに変更されているが、とあるシーンでは隊長を犠牲にしかねない大胆すぎる行動を起こすため(*7)、「フレンの活躍が無かったことにされた」「部隊として問題がある」等、特に批判が集中する場面になっている。 パーティキャラの1人レイヴンはフレンに正体を悟られないようにフレンと顔をあわせないようにしているのだが、その状態でもフレンが一時加入することについては「レイヴンの行動が無駄になってる」と否定的な意見も多い(*8)。 ストーリーに矛盾が出る等スタッフの「フレンが使えるのはファンサービス」という言葉が端的に現れたシーンとも言える。ただし、正体判明後の2人の和解のシーンは評価が高い。 ちなみににPS3版は、ガスファロスト、バクティオン、ヘラクレス、ザウデ不落宮、ヒピオニア大陸北東でゲスト参戦した後、終盤で正式にパーティキャラになる。 正式参戦となる和解後だけでも長い道のりとなるラストダンジョンやサブイベント、隠しダンジョンなど十分に活躍させられる機会に溢れているので、ストーリーを改変してまで途中参戦をせずとも良かったとする意見が多い。 360版における「互いを信頼しながらも別々の道を歩み続け、背中を預け合う戦いを経て正式に真剣勝負をして和解する」というストーリー展開が高く評価されていた故に改編に対し賛否分かれてしまった面が強く、PS3版以降に初めて触れたプレイヤーからはフレンの使用機会が増えるメリットが勝って問題視されることは比較的少ない。 + エステルに関する指摘 エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン エステルという略称はユーリによるもの。第一王位継承者。天然で身分相応に浮世離れしている面があり、自身の旅の目的が曖昧なままユーリと行動を共にする。 芯はしっかりしているのだが、「目的を探しながら旅をする」という名目上、自分の主張に矛盾が生じることも多い。 よく突っ込まれることは「フェローに会うのが目的なのに無理言って寄り道する羽目になる」「首領はカロルなのに無理言ってでしゃばっている」「大昔の宝箱を現代に持ち帰るなんて倫理観が欠如してる」「フレンの安全がわかったのなら城へ戻るべき」など。 サブイベントでの「ハルルで暮らしたい」「絵本作家になりたい」について「皇族の自覚がない」ということで非難されている。 ただこれらも意図されたものなのか、中盤では彼女の優柔不断な言動・行動に誰かが苦言を呈するという展開が幾度か見受けられる(*9)。 それでも性根そのものは非常に献身的な上、余計なアクの無い一生懸命な性格な彼女を評価する声も少なくない。 そもそも彼女が無理を言う時も決して単に身勝手な我儘というものではなく目の前で悪人がのさばっていたり、困っている人がいるから放ってはおけないという懇意的なものであり、歴代のシリーズであればむしろパーティ全員で促進して助けるような内容・展開のものがほとんどである。 そのため、エステルに限って何かと他のメンバーが苦言を呈す事が多いのに対し、理不尽さや不快さを感じたプレイヤーも多い(*10)。 また、とあるサブイベントで「カマトト姉ちゃん」と呼ばれる場面があるが、エステルにはそんな側面は存在しない。そのためスタッフとプレイヤーのエステル像が異なっているのではと疑われている部分がある。 360版での彼女のAIはかなり頭が悪い事で有名だったがPS3版は改善された(*11)。 それでもそのままでやらせていると馬鹿な行動を繰り返す為已然頼りなく、術技を全て封印し、ごく一部の回復術のみだけを使用可能にしてようやく機能するレベル。 問題点 音楽は単体で見れば高く評価されるものが多いが、音楽の使いどころを間違えている、という批判が多々見られる。 本来ならシリアスなシーンなのにどうみても笑い所で流れるような気の抜ける音楽が流れたり、逆のパターンがあったり。 なんと360版では序盤から終盤までずっとラスボスのテーマが相当な回数で使い回されている。PS3版では全部新曲に差し替えられた。 OPムービーも主題歌もどちらも単体で見ればクオリティは高いが、映像と歌の区切りや盛り上がるタイミングが合っていない場面が多い。 スキットの発生の遅さ スキットと呼ばれるキャラクター達のちょっとした会話があるのだが、条件を満たしていても一定時間経つまで出てこない。 また、その間隔が異様に長く設定されており、基本的に街での散策やダンジョンを歩き終わっても発生していないスキットがあるのは当たり前である。 結果的に期間限定のサブイベントよろしく、意識していても非常に見逃しやすい。 逆に全て見ようとすればダンジョンで敵がいるならまだしも街等では棒立ちして発生を待つ羽目にもなりうる。 戦闘システム面 戦闘スピードが落とされ、テンポがかなり遅くなったため、シリーズ作品の中ではモッサリとしていると評されることが多い。 別にぎこちない動きをしているわけではなく、しっかりと60fpsで動き、かなり動きが作り込まれている類ではある。テンポよりも戦闘の演出を重視した結果と思われる。 昔ながらのTP制であり、やはり終盤では回復させても焼け石に水。 RPGというよりアクションゲームとして消費するシリーズにとって現在では古臭い物となっている(*12)。 敵を斬るたびにTPが1回復するのだが、消費と回復のバランスが悪い。特技一回につき消費TP20以上などザラなので、そのたった1回を取り返すために20回斬るはめになり作業感が強い。 後半になればオレンジグミ一個で数百と回復させられるので、斬って回復はほぼ死に要素となっている。防御されてしまうと回復しない点もそれに拍車をかけている。 操作キャラへの敵の集中 シリーズ作品によっては、プレイヤーが操作しているキャラが狙われやすいものがあるが、今作は特に酷く、隊列を一番後ろにし、NPC3人全て最前衛だったとしても開幕に敵が全てNPCを無視してプレイヤーに向かって寄ってくるのが当たり前。 決められたルーチンによって動いている今作のNPCに敵の動きを止めさせるのは完全に不可能であり、その結果プレイヤーがどのキャラを操作していても常に数体に追い掛け回されっぱなしで、まともに戦闘を楽しめないという状況が頻発する。 ダウン技が非常に多いため、攻略本やサイトを駆使して全ての技の性能を熟知することを強制される。 秘奥義が魅せ技に近い扱いになっており、従来シリーズの中では威力が低くダメージソースとしての活用は厳しい。 スキルの習得が装備している武器に依存する。 そのため、明らかに弱い武器などを装備する必要ができてしまう。訪れる街ごとにを揃えた方が良いため、作業感が強い。 序盤においてただの通過点に過ぎないデイドン砦にユーリのバックステップを習得できる武器が販売されているという罠がある。 販売者も目立たないところに立っている行商人であるために見落としやすく、気づけないとかなり不便な戦闘を強いられることになる。 また後半になり仲間が増えてくると、非常に短い時間間隔で誰かがスキルを習得し、そのたびに武器を変更しなければならず、大きな負担となる。 秘奥義を出すと画面が明らかに一時停止している。しかし一戦闘につき、2回目以降なら一時停止しない。 周回時、最高難易度で開始すると敵の防御力が極端に上がり与えるダメージが1になる。 『アビス』の問題点がそのままになっている。 高難易度にすると敵が露骨に後衛を集中狙いする様になるが、人型ならまだしもモンスターまでもそれが徹底しており目の前のキャラクターを無視してまで狙う。 その為、作品内で「モンスターに知恵は無い」とキャラクターが断言するにもかかわらず動きが異様に戦略的になりかなり不自然になる。 『レジェンディア』『イノセンス』『ラタトスク』にあった敵のHPのゲージはデフォルトでは表示されない。 スキルに敵のHPのゲージを表示するものはあるが特定のキャラの専用スキルなのでこれを利用するとなるとパーティの自由度を狭めてしまう。 AIの性能が低く仲間との共闘感が薄い。 本作は敵ダウン時の挙動に難が多いため、邪魔にすら感じることがある。 ダウン技を全て封印しても、フリーランからの通常攻撃で転ばせる。 OVLで敵を吹っ飛ばしてしまうため、発動タイミングによっては効果時間を大量に浪費してしまう。 主人公が常用できる秘奥義が実質的に1つしかない。 術の詠唱を完了してから、実際に効果が発動するまでが長く、ユーザーの意図するタイミングで発動することが不可能となっている。 そのため、発動時における敵の位置は運任せとなっており著しく戦術性に欠ける。 ファイアボールなど方向の概念がある術を、詠唱完了時ではなく、詠唱開始時の方向に向かって放つ。 もちろん、詠唱開始から完了まで敵が一箇所で止まってくれているなどということは無い。 操作キャラで意図的に足止めをすれば話は別だが、狙ったタイミングまで足止めするのは難しい。 その為、敵のいる場所に直接発生する術以外は使い物にならず個性が薄い。 このようなシステムでありながら発動保証のようなものは一切存在せず、たとえ詠唱が完了していたとしても発動前に潰されてしまうと術は発動しない。 敵がひたすら距離を開けようと戦闘フィールドをウロウロと逃げ回るだけの動作に入ってしまう事が有り、これが非常に鬱陶しい。 消費TP14で、5秒間完全無敵になる疾風犬という技や「被ダメージの割合が増加する代わりに、消費TPが1になる」という、メリットとデメリットが全く釣り合っていないブッ壊れ性能な要素が平然と存在する。その2つを合わせて使おうものならば…想像するに難くないだろう。 空中コンボを導入することは、本来は戦闘全体の調整にも影響することであり、たった1キャラのみに導入するなど労力に見合わない。 当然ながら調整不足な出来となっている。雑魚には無敵、ボスには通用しないと両極端である。 飛んでいる敵も同様に地上戦をメインとしたキャラが多い今作ではそれだけで大きなアドバンテージになっており、地上の敵と違い攻撃後の移動ルーチンが無いため攻撃間隔が非常に早く特にAIがまともに対処出来ず囲まれてあっという間に倒されてしまう。 全てのボスが「ゴリ押し」パターンしかない。 その為、こちらが貧弱な序盤は好き放題に蹂躙される戦闘ばかりなのに対し、こちらが強くなると逆に蹂躙するだけという戦略性も駆け引きもあったものではないバランス崩壊を起こしている。 + 2周目の世紀末具合 ほぼ全員のパーティキャラクターにハメ技や無限コンボが出来るようになり、同じ技を連発するだけでハメ技が出来る。 唯一無限コンボが無いキャラがいるが、そのキャラもダウン状態に持ち込んでしまえばハメ技が出来てしまうので意味が無い。 特に上記の疾風犬や高速魔術によって起こる通称「タイダル祭り」はファンの間であまりにも有名な究極のバランスブレイカーである。 360版に関しては、このほかにも上記の高速魔術を使った封殺技「永久ストップブロウ」や補助効果が永久になるスキルを利用した実質無敵技「永久フォースフィールド」などといったお手軽かつとんでもない組み合わせの技が大量にある。 他にも、「空中戦が実質無敵状態(*13)」や、「オーバーリミッツ(OVL)が強すぎる(*14)」など、いろいろと調整不足な部分も存在する。 逆に言えばどのキャラクターにも強すぎる技やコンボが用意されている分、強いキャラクターと弱いキャラクターの差はそこまで大きくないと言える。 この余りにも壊れたバランスを前提としているのか、不満点にあがっている戦闘面の問題はほぼ全てOVL一つで解決するという滅茶苦茶っぷり。 実績の解除が困難な物がある 「総移動距離10万Km」は普通にプレイしていては到底クリア不可能。バウルに乗ってスティックを固定して放置してクリアするプレイヤーが続出(それでも十数時間かかる)(*15)。 期間限定のスキットが多いためコンプリートに注意が必要。 敵シンボルに対して全体的に狭いマップが多く、またシンボルに接近した場合の敵の反応が非常に速いため、戦闘の回避が非常に難しい。 ソーサラーリングを使えば敵の動きが止まり先制攻撃を仕掛けられるものの、敵が通路を塞いでしまい結局戦闘を回避できない事も多い。 本作と同じくシンボルエンカウント制であり、同じ開発チームが過去に手掛けた『シンフォニア』『アビス』では問題なく戦闘を回避できる様に調整されていたため、それらと比べて劣化してしまったと言える。 シナリオ面 シナリオの始まり方が弱い 最初は盗まれた水道魔導器を追ってお使いを繰り返すというものであるが、その最初に設定される旅の目的自体が従来作品と比べて緊張感に欠け印象が薄い。 ヒロインが着いてくる理由は命を狙われている人物にその状況を伝えたいからと一見まともそうだが、当人にそのことを伝えても特に帰ることなくユーリについていくので、理由としては薄い方である(*16)。 物語の導入部におけるスケールやインパクトといったものとは無縁。当然、間で起こるイベントもそれ以下の重要度のものが並びやすく、あまり盛り上がらず淡々とした展開が続く。 こうなった原因の1つは賛否両論点でも取り上げられているが、主人公が歴代作品に比べて大人びていることにある。 冒頭で近所が大変なことになったり牢屋に入れられたりというイベントが発生するが、解決に向かう意志こそあるものの、冗談を交えた会話をするような余裕を見せるためどこか緩く見えてしまう。 これまでの主人公(や冒頭でリードするキャラクター)は精神的な幼さゆえの呑気さはあれど変化する事態への反応がはっきりしていたため盛り上がりに不満は少なかった。 中盤までの筋は纏まってはいるのだが、最終章に入ってからは伏線もなしに唐突に「精霊」や「マナ」といった単語が登場し、説明も無いまま半ば超展開となっていきユーリたちに都合よく事が進んでいく。 ファンからも最終章は微妙、いらなかった等と低く評価されやすい。最終章はラスボス絡みの矛盾点が生まれたため無いほうが締まっているという意見や、ラスボスと敵対する理由が分かりにくいという意見がある。 また世界規模の窮地に立たされる事でユーリの罪が忘れ去られる(前述の通り、正確には特赦が出ている)など、メインテーマの「正義を貫き通す」が蔑ろにされている節もある。 第二部までに描写してきたことと何の関係もない方向に話が進んでそのままエンディングという、シリーズ中で比較しても相当粗い部類に入ってしまっている。 いっそユーリとフレン、そして帝国との確執を徹底的に深掘りした上で法の側の象徴としてたびたび登場するフレンをラスボスに昇華させれば話を畳めたのではないか、もしくは第二部の大ボスをそのままラスボスにすればよかったのではないか、という意見も多く出た。 出番が多い割に人物像の描写が薄く、ただの狂人としてフェードアウトしてしまうキャラがいる。 設定は存在するのだが描写されないため、初見では置いてけぼりにされる人もいる。 壊れた言動などでそこそこ人気がある一方、作中で重大な事件を起こしたり何度も戦ってきたキャラに関して、一狂人のまま顛末も無く話を終わらせてしまうのを受け付けないユーザーもいるなど賛否が分かれている。 期間限定のサブイベントが多い。 技の習得イベント、料理のイベントなど、システム的にも無視しがたいタイプのものも中盤から随所にちりばめられている。 中にはその期間限定のイベントを見ないと発生しないイベントもある。このような物は大抵見る気が無いのなら見なくてもいい程度のおまけ要素ではあるが、今作の場合は隠しダンジョンの条件もこれに含まれているので見逃したらセーブがない限り次の周からやり直し。 この点に関してはPS3版では隠しダンジョンの条件だけ改善されている。 3Dテイルズでは定番だった水着コスチュームが存在しない(PS3版では追加された)。 声付きのシーンで、ボイスがない台詞が入っている(PS3版では追加された)。 2周目以降、レコード(所持ガルドやプレイ時間などプレイデータの記録)を引き継ぐと閲覧済みのスキットが発生しなくなる。引き継げるものは全て引き継ぎたいという人は道中の会話を楽しめなくなってしまう。 レコード自体はさほど重要な引き継ぎ要素ではなく、スキットプレイヤーで自由に見ることは可能だが、不評が多かったのか『グレイセス』以降では改善されている。 アニメネタやBLネタなどの内輪ネタが多いのは人によっては拒否感がある。 エステルの称号に歴代キャラの「BL(*17)」そのままの説明文がある、当然シリーズプレイヤーは腐女子だけではないため批判の方が圧倒的に多い。またエステルは腐女子キャラではないため、エステルの称号としても違和感が強い。まるで製作陣がエステルの印象を貶めようとしている様にしか思いようがない印象を受けてしまう。 エステルが初登場時に着ているドレスが、その服で戦闘があるにもかかわらず手に入らない。これに関してはPS3版やリマスターでも追加されなかった。 またリタが初登場時に着ているフードも手に入らない。こちらはその服で戦闘になることはないが、PS3版やリマスターで追加されなかった点は同様。 OPムービーのシーンの多くがあまりに本編内容とかけ離れている。 OPで長めの尺を取られているキャラ同士の戦闘シーンや対立関係の大半が本編では全く生じなかったり、逆に本編では長くシナリオの中心にいるのにOPには影も形もないキャラが複数いたりする。 これまでのOPは歌のパートとムービーの切り替えがうまくマッチしていたのだが、今作はイントロを除くと微妙なタイミングでムービーが切り替わってしまう。 ユーリのアウトローかつ矛盾した振る舞い・作中での行いや『正義』の扱いについての問題点が多過ぎる。 + ネタバレ注意! ユーリ・ローウェル 元騎士団で、退団後は下町で用心棒、便利屋などの仕事を気まぐれに行なっている。シリーズ中の主人公では『テイルズオブシンフォニア -ラタトクスの騎士-』の「エミル」に次ぐ最年長だが、精神的にも熟成しており、ストーリーにおける成長といった要素は少ない。 それ故物語では若く未熟なパーティーメンバーの背を押し、逆に成長を促す等といった長兄役なポジションであり、従来シリーズの主人公とはだいぶ変わっている。 少々皮肉っぽい面があり、初対面の人間には敬語を使わない、良く思わない相手に対しては少々態度が冷たい等、フレンと比べると歳不相応に奔放な面も見受けられる。 序盤こそ、ユーリの法で裁けぬ悪党を自らの手で裁く(暗殺する)「人の正義」と、フレンの帝国を内部から是正し法秩序を築き上げる「法の正義」の対比が描かれ固有ジャンル名の「正義を貫き通す」に相応しい内容となっていたのだが、中盤以降のあるイベント辺りを境にそれらが忘れ去られ、「正義で悪を倒す」勧善懲悪なシナリオにシフトしてしまう。 物語中盤でのユーリとフェローの会話のシーンは本ストーリーの中でも特に意見が分かれる部分となっている。 その内容だが、フェローがエステルの存在を「世界の毒」(殺すべき対象)と判断し、そして「より大きなもの(世界)を守る為には斬り捨てることも必要だ」とごもっともなことを伝える彼に対してユーリが「その何を斬り捨てるか決められる程お前は偉いのかよ」とその発言を否定する、というものである。 「加害者を裁いて被害者を救うこと」と「世界と個人を天秤にかけ斬り捨てること」は明らかに別の行為であるため会話自体がおかしいわけではないのだが、この2人の姿勢に共通点があるのも事実であり「人のこと言えるのか?」という疑念を抱く人も少なくない。 ただし、これについてはその後のイベントで親友に暗殺のことを激怒されたりする他、「彼の殺人に対する心境も変わってきたのでは?」という好意的意見も存在する。 そもそも、ラゴウやキュモールは個人の判断を仰ぐまでもなく、シリーズ通して見ても珍しい(*18)超がつくほどの外道なので、ユーリだから、というわけでもない部分もある(実際に手を下すのはユーリならではだが)。 むしろ終盤にエステルが攫われた後、フレンに怒りをぶつけ、暴言を吐く場面(*19)はどう見ても八つ当たりであり、よっぽど「お前が言うな」といえる場面となっている。 ただし、ユーリは一連の事件にはエステルを攫われた自分にも責任がある事を認め、フレン側からの反論を受け付けるつもりである発言をするなど一応自分なりの筋は通している。 実際に反論をしなかったのはフレンの性格上の問題であり、そのことまでユーリの問題とは言えないだろう。 また上記の通り暗殺については特赦が出たり、終盤までユーリを責める人物はほぼ私念によるもので「おかしい意見」扱いされたり、彼の「正義」やその所業が仇になる展開や周囲から非難を受けて孤立する…などといったアンチ展開が非常に少ない。 結果的には救われる人間ばかりで不利益を被る人間は暗殺された当人とその親族(*20)以外に皆無であり、挙句サブイベントで「心の中の聖騎士様」というユーリの立場とは正反対の称号が手に入ったりと、仮にも殺生を伴うアウトローな行動理念(*21)にもかかわらずまるで善行の如く美化されており、ダークヒーローさながらの大衆社会からの疎外感や孤高さを求めたプレイヤーからは批判する声もある。 特にこの特赦については、いわば彼が「法で裁けない罪人」になってしまったという事でもあり、本末転倒であると批判する声もある。 ユーリの行動は彼によって暗殺されたラゴウやキュモールの様に私欲或いは悦楽のために他者を虐げるような蛮行では決して無く、そのうえ彼らが物語の黒幕の騎士団長アレクセイともつながりを持つ国家転覆を目論む一派と後に判明し、もはや「法で裁けない巨悪」と化していたアレクセイも含めた彼らを討つことが国や世界を救う結果をもたらした多大な功績に値するのも確かである。その辺りの捉え方によって特赦についての賛否が分かれていると言える。 ただし、本件での特赦判断自体は相応と認める立場でも、ユーリとフレンのそれぞれの正義の対比というテーマが、上述のようなアレクセイの正体と反乱などフレンが何も言えなくなりユーリの意に沿うような展開の連続となったことで、ほぼ失われてしまったのは批判的に見る向きが強い また、物語終盤においても自らが罪人であることの自覚は強く持っているシーンこそあるが、騒動が全て片付いたら自らフレンの元に自首するようなことはなく、そういった素振りを見せることも一切なかった。 このため、後述のジュディスに関しては「ケジメをつけさせる」と言っておきながら、国から公に許されている立場であるとはいえ自分自身の所業に関してはロクにケジメをつけておらず、前述のようにケジメを強いられるような展開も無い為大甘にも程があると批判的に見る向きもある。 本作の転換点であるギルド結成についても「ラゴウを暗殺した翌日」「首領はカロルがなるようにと提案する」という点で批判される事がある。シナリオを進めると最大手のギルドの首領であるドン=ホワイトホースが、自身があずかり知らぬところで部下(息子)のやった事のケジメとして首を差し出す展開があり、ユーリは彼の覚悟を見て直前にギルドに損害を与えて失踪したジュディスを「ケジメをつけさせる」と追いかけるのだが、自身の暗殺がギルドに迷惑をかけているとは一切思っていない(*22)。 ドンの一件から場合によっては首領が責任を問われるのが示されているのに、抜けようとする素振りすらなかった(*23)。 なお、後のスタッフの発言に「ユーリ以外の仲間キャラは頼りないし、ユーリを引き立たせる役割がある」というものがあり、ユーリへの評価が荒れる一因となっている。 相反する正義を持つフレンも「ユーリを引き立たせる為のライバル」と、本作の人間関係が彼の持ち上げを主軸にした構図になっているのは些か問題である。 総評 本作は360最大のキラータイトルとして期待され、廉価版も含めると最終的に25万本もの売り上げを記録した。これは2017年現在において日本での360ソフトの最高記録であり、現在もこの記録を破るソフトは存在していない。本作の為だけに本体を購入したというファンも多かったという。 賛否が分かれるのは、終盤以降のシナリオ面、「正義の対比」という複雑な主題を掲げているにもかかわらず、一方の正義側が圧勝してしまう展開になってしまい、それが活かし切れてないように思えること、クリア後から大崩壊するゲームバランスなどがあげられる。 また、後述するDLCに関する評価や移植に対する評価などにおいて、本ゲームに付随する内容への評価は大きく割れている。 DLC レベルがDLC販売されたのは、シリーズ中でも本作が初。 他にも合成素材やスキルセット、ゲーム内通貨などが、「本編でも手に入れられるが有料DLCでも購入できる商品」として販売された。 また箱版のインタビューでは「本編で入手できないものはDLCとして販売しない(*24)」という発言があるがPS3版は…。 PS3版でDL販売されたコスチューム(正確には内部的に存在する称号を解禁するためのアンロックキー)は、1つ300円の「なりきりコスチューム」が4種類×9キャラ分、1つ150円の「『TOA』生誕記念コスチューム」がユーリ・エステル・フレンに1つずつの計39種+αが販売されている。 専用称号関連のDLCを全て買うとなると総額は12,050円。各種トロフィーには影響しないため、ご利用は計画的に。 2010年5月28日に出た劇場版BD予約特典はユーリ・エステル限定でフェドロック隊コスチューム(*25)だが、劇場版では主役クラスだったフレンには何故か用意されなかった。 テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3版) 対応機種 プレイステーション3 メディア BD-ROM 1枚 発売日 2009年9月17日 通信機能 PlayStation Network対応(DLC配信) 廉価版 PlayStation3 the Best 2012年8月2日/3,800円 判定 良作 ※360版と異なる内容の項目のみ表記する。 概要(PS3) 360版と比べると多くの変更点・追加要素がある。問題となった戦闘バランスは若干の改善が見られるものの調整し切れてはいない、新キャラ・パティの度重なる乱入は話の腰を折っている(*26)、フレン加入はテーマの消化に悪影響を及ぼしたと指摘されることも多い。 イベントスキップやアイテム取得時のグラフィック・説明文表示といった機能は後の作品でもお馴染みとなる(*27)。 代表的な変更・追加箇所の例を以下に示す。詳細な内容についてはこちらを参照。 新パーティキャラクターパティ・フルール追加。 フレンのパーティ加入時期の増加・延長、正式加入。 「スペシャルフラッグR」(ラピードをパーティトップにすることが可能)追加。 「アーツボール」の追加 (術技セット数が2倍に)。 イベントのカメラワーク・演出見直し。イベントスキップ機能追加。 新コスチューム、アタッチメント、術技追加。 新ダンジョン、新ボスキャラクター、新ギガントモンスター追加。 サブイベントの追加・拡張。桜庭氏の新曲12曲追加。 『テイルズ オブ バーサス』初回特典にPS3版『ヴェスペリア』のオリジナルスキット解放のプロダクトコードを同梱。 メインシナリオのフルボイス化。 ゲームバランスが調整された。360版で強すぎると言われた技で、中でも意図的な仕様でないものは修正されている。 数々の無限コンボ・ハメ対策としてボスに鋼体を追加したりなどされたものの、新たに別の手段が発見されており、根本的な解決には至らなかった。 究極のバランスブレイカーとされた「タイダル祭り」は意図的な仕様として、元と近い形で残された。 同じく究極のバランスブレイカーである「疾風犬」は修正されるどころか、この技のスキル変化で被弾するまで攻撃範囲が広がる「幻鋭犬」が追加され悪化した、しかも疾風犬と兼用も可能。 最強クラスの戦闘能力を持つ隠しボスが追加。それに伴い裏ダンジョンも新たに追加された。 迷路上に張り巡らされた各エリアを戦闘フィールド上で連戦をこなしながら移動する、という特殊な形式になっており、中には鋼体付きかつ特定の属性以外を全てダメージ1にしてしまう敵が登場するなど、かなりの高難易度ダンジョンとなっている。最深部にいるボスも、 こちらの壊れた強さを大前提とした凄まじい戦闘力を誇る。 闘技場に参加していないパーティメンバーとも対戦する事ができるようになった。こちらもラスボスと同等、もしくはそれ以上というほどのかなりの強さなので、苦戦は必至。 テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER 【ているず おぶ ゔぇすぺりあ りますたー】 対応機種 Nintendo Switchプレイステーション4Xbox OneWindows 7/8/8.1/10(Steam) 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 QLOC 発売日 2019年1月11日 定価 【Switch/PS4】 通常版 5,700円 初回限定生産版 11,000円【One】 5,700円【Win】 オープン価格(*28)(全て税抜) 判定 良作 ポイント 10周年記念のリマスター版英語音声を追加収録 概要(リマスター) 360版発売から10年目を控えた2018年6月10日(北米時間)に開催された「Xbox E3 2018 Briefing」にて発表されたHDリマスター版。国内向けには同年9月11日に正式発表された。 これまでのシリーズタイトルは移植・リマスター版を除けば1タイトル1機種で展開され、マルチ展開はPS4/PS3といういわゆる「縦マルチ」のみだったが、今作はシリーズ初の他機種マルチで発売された(*29)。 基本的には解像度やフレームレートの向上が主な変更で、内容はPS3版と変わっていない。 評価点(リマスター) 前述の通り、解像度、フレームレートが向上し、快適性がアップした。 解像度向上に合わせてテクスチャも高解像度化されている。Win版は最大4Kで、他の機種もフルHD対応。Switch版の携帯機モードで持ち歩けるようになったのも好評を得た。 なお、セーブ画面はXMBの機能をそのまま使っていたPS3版から360版の画面に戻されている。 英語音声、多言語字幕に対応した。 ゲーム起動時に日本語音声と英語音声を選択可能になっており、選択した言語に応じてOPムービーの主題歌も変わるようになった(*30)。 後のシリーズ作品で採用された戦闘後の掛け合い台詞の表示にも対応した。 360/PS3版で配信されたDLCが一部を除いて収録された。 コスチュームは『ケロロ軍曹』などの版権関連はなくなったものの、劇場版BDの特典だった「フェドロック隊制服 軽装ver」「フェドロック隊ごっこ」も収録。PS3版予約特典のTOAなりきりコスチュームは通常販売版の髪色違いのみが収録されている。 あの物議を醸したレベルDLCやガルドDLCも収録されているので、難所の攻略などで使ってみるのもいいだろう。 なお、DLC自体は360/PS3版同様、各機種のストアからダウンロードして該当アイテムを使用することで有効になるので、DLC未適応状態でのプレイも可能。 問題点(リマスター) 発売当初は術技ショートカットやターゲット機能が正しく機能しなかったり、フリーズや一部イベントが発生しないなど大小様々なバグがあった。 現在は2019年3月7日に配信された修正パッチで大方修正されている。発生していた問題の詳細も公式サイトで公開されている。 各キャラクターのお試しスキルセットのDLCがなぜか未収録。 本作の戦闘はバックステップすらスキルを習得するまで使えず、序盤のモッサリっぷりの要因にもなっている。このため、いくつかのスキルを早めに習得できる同DLCがあると大分違うのだが…。 実際にはそこまでスキルセットDLCを問題視しているプレイヤーは少ないため、これを問題点に上げるのはどうかと思われる。 PS4版のみの問題点としてロードがPS3版よりやや長め。 エゴソーの森でのロードが特に顕著でエリアによっては戦闘時に10秒近く待たされることも。 パーティメンバーの名前が変更できなくなった。 ゲームのプレイに直接影響する訳ではないとは言え、360/PS3版に存在した機能を削除してしまうのは改悪でしかない。 総評(リマスター) 基本的にはPS3版に準拠しつつ、細かい部分での追加要素やDLC無料化、フレームレートなどの改善が嬉しい手堅い内容のリマスター移植である。 様々な改善、調整、追加がなされたPS3版からさらに調整された今作はシリーズ代表作を争う評判を得ているのは確かであり、良作以上の水準に達していると言えるだろう。 Switch版は携帯機として気軽にプレイできるという大きな利点もあるので、ヴェスペリアに興味があるなら是非手にとって頂きたい逸品である。 余談 「ユーリの外見が女性的であること」は公式もネタにしている。というかゲーム中に勘違いするモブがいる。 さらに公式のイベントにて、ユーリと担当声優・鳥海氏にメイド服を着せて登場させていた。こういった行動を取る公式に嫌悪感をしめすファンも多い。 そもそも彼は長髪であるものの身長180cmと長身で体格も引き締まっており、声も低め…と、年相応の男性らしさを持っており、美形ではあっても女性的かと問われれば間違いなくNOである。それを公式からして強引に女性要素と擦り合わせようとする行為そのものへの反感もある(*31)。 確かにユーリに女性然とした振る舞いをさせるネタそのものはファンの間で盛んに行われているが、あくまでファンの間だけで盛り上がるからこそ栄えているのであり、公式が目をつけてプッシュしても顰蹙を買ってしまいがちである。 一迅社の4コマ漫画ではユーリが「俺が女装すると美人過ぎて女性に失礼」と笑いながら語るネタがある。 スタッフによるとユーリのコンセプトは「ダークヒーロー」だそうである。暗殺シーンを筆頭にダークな面があるが「孤独、日陰者」といったイメージは無く、仲間と和気藹々と旅をしたり、町の人や主要人物に頼りにもされる王道の要素も持つ。その為「ダーク」か「王道」か、個人の見解によって分類が分かれる、ある種珍しい主人公でもある。 しかし、上記の指摘のように「ダーク」と言うには些か作中で賞賛されてる感が強く、「ダーク風味のいつものテイルズ主人公」という趣旨の評価が下されることも。 主要キャラクターの1人フレンは『ギルティギア』のカイ=キスク、『アビス』のガイ・セシルと共通点が多く容姿も似ている。もっとも、藤島氏は「ガイとフレンは似ていない」と否定している。 漫画家に「キャラの顔が似ている」と言うのは侮辱に等しいが、ガイとフレンは『レディアントマイソロジー3』のOPアニメで共演していたり名コンビとしての人気投票で上位だったりと公式もファンもセットにしたがっている。 カイの場合、騎士団の団長を務めたこと、服の色、主人公の知人、真面目な性格など、ガイ以上に共通点が多い。 パティの紹介の際に「テイルズ初の海賊キャラ」とかかれているが、厳密には『エターニア』に海賊キャラのチャットがいる。その為、この記載に関して一部で物議をかもした。 この発言をした樋口氏は『デスティニー2』から開発に参加しているため、自身が関わるより以前の作品の内容を正確に把握していなかった事が原因であると思われる。ただし、確認せずにこういった発言をした事は軽率であったと言わざるを得ない。 1作目『ファンタジア』の頃からアニメネタを隠し入れる事の多いシリーズだが(*32)、本作にも同様のネタがあちこちに仕込まれている。 カロルには360版でもカエルのコスチュームがあったのだが、PS3版ではさらに有料DLCで『ケロロ軍曹(*33)』コスチュームが販売された。これはカロルを演じている渡辺久美子氏の声優ネタ。パティを演じている斎藤千和氏もケロロ軍曹で日向夏美役として出演しているため、ケロロ軍曹の姿をしたカロルとパティをパーティに入れて戦闘に勝利するとパティが夏美のセリフを言う。 その後テイルズスタジオ監修の『ケロロRPG』が発売されたため、その伏線ではなかったかとも言われている。 ジュディスのセリフ「水被って反省なさい」もネタ。これは久川綾氏が担当した水野亜美(*34)の決め台詞である。 ヒロインであるエステルは、開発スタッフからもいまひとつ愛されていないと思われる発言がインタビューなどで散見される。このため一部では「今後のクロスオーバー作品で冷遇されるのでは?」と危惧する声もある。今のところ目立った冷遇はないが、他のキャラと比べると外部にあまり登場していない。 ちなみに、2012年に発売された『PROJECT X ZONE』には、テイルズ オブ シリーズ代表としてユーリとエステルがペアユニット、フレンはソロユニットとして参戦している。 ただし、2015年に発売された『PROJECT X ZONE 2』ではヴェスペリアが続投参戦したものの、ユーリとペアユニットを組むキャラがフレンとなり、エステルはソロユニットに変更となった。とはいえ、前作から続投している作品ではそのほとんどがペアユニットの組み合わせが変更となっており、当作品に限った事ではない。 某まとめブログの看板に使われている(無許可)ので、外部からは妙なイメージを持たれる事も。 『アビス』と同様に、本作もお祭りゲーに出た時のユーリの持ち上げおよび優遇が過剰すぎる為、不満を漏らすファンは少なくない。 詳細は省くが『レディアントマイソロジー3』ではそれが特に顕著になってしまった。 PS3版の攻略本でのスタッフインタビューでは「タイダル祭り」に対して出来る限りの形で残したいと言っている辺り、意図的なバランスであることがうかがえる一方、疾風犬などのバランスブレイカーやハメ技については深く反省している様子もうかがえる。流石にスタッフもやりすぎたと思ったのだろう。 実際これ以降の作品では、ヒット数に応じた硬直時間の短縮化や一定時間で自動復活する鋼体の存在など、ハメ技や無限コンボの類に対してかなり明確な対策が取られるようになる。 『テイルズ オブ グレイセス』の予約特典はユーリ、リタ、パティのコスチュームが手に入るプロダクトコードだった。(PS3版では魔法カルタの景品)それぞれアスベル、シェリア、ソフィが着用するコスチュームである。 これらを加えるとDLCで手に入るヒューバートがフレン、マリクがレイヴンと、『ヴェスペリア』だけ異様にコスチュームの数が多い。しかもヒューバートに至ってはすごく似合ってないと専らの評判である。 他は『デスティニー』『デスティニー2』『シンフォニア』『アビス』のコスが1~3つと非常に偏っている。 シンフォニア、アビスから続くシンプルな戦闘システムの最後の作品であり、本作をベースにして発展させたものをプレイしたいという声も一部にはある。 以降の作品は複雑なシステムや仕様が絡むものが多くなり、良くも悪くも戦闘システムの敷居が高くなりつつある故だろう。
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今日 - 合計 - テイルズ オブ デスティニー2の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 11時33分21秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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『テイルズ オブ ファンタジア』クイズ(『ているず おぶ ふぁんたじあ』くいず) 概要 PS版デスティニーに登場したサブイベント。 登場作品 + 目次 デスティニー(PS) 関連リンク ネタ デスティニー(PS) アルメイダの村で発生するサブイベント。 第2部以降、宿屋前にいるクレスに話しかけると発生する。 発生場所 アルメイダの村 発生条件 第2部以降、宿屋前にいるクレスに話しかける 入手 紅蓮剣:35問以上正解チャネリング:全問正解 ▲ 関連リンク ▲ ネタ ▲
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今日 - 合計 - テイルズ オブ エターニアの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] 2Dテイルズシリーズ。また闘技場にてクレスがゲスト参戦する作品。 PS作品シリーズでは3Disc形式。後にPSPに移植された。 DISC1 インフェリア DISC2 セレスティア DISC3 オルバース面界 本編に関わるミニゲームが非常に多いのが特徴で直接ストーリーに関係ない隠しダンジョンもシリーズ最多を誇る。 また今作からゲーム内ムービー(イベント関連)が本格的に収録された影響で容量が増えたと言われている。 今作をベースにしたオンラインゲームやオリジナルアニメなどもあり、小説文庫も出ていたりと ゲーム以外の作品も出ている。 ストーリー [部分編集] 森での猟を終えたリッドはいつもの高台で一休みしようと思っていたが 案の定、幼なじみのファラが先客でおり、いつもと変わらない世間話をしていた。 ところが空から真っ直ぐコチラに何かが飛んできて(厳密には落下してきて) 駆けつけた先で居たのは褐色肌のドレスを着た少女が異なる言語で話しかけてきた。 言葉がまるで通じないと判明し、学術の町へ向かえば通訳者がいるかもしれないと リッドとファラは少女を連れて旅に出る。 攻略情報 [部分編集] いきなりアニメーションから始まる:今作での気合の入り様が今までと違うと言われたオープニング。 メルディサイドから物語ははじまり、リッドサイドから通常のゲーム画面に切り替わる。 とにかく多いミニゲーム:DISC1までで6つ、DISC2以降でも8つある上にストーリー上で挑戦するものもある。 急流川下り テイルズクイズ クレーメルボール シャンバルーン ビストロシャンバール(とある料理番組のオマージュ) 闘技場 ※鉄道 トロッコゲーム 寿司ゲー アラウンドザセレスティア ※海戦ゲーム オークション ダンスオーディション ※ウィス(UNOみたいなゲーム) 戦闘:〇で攻撃、□でガード、×で必殺技や魔法、△でメニュー 2Dの格ゲースキルが試されるシステムとなっており、(マニュアルモードの場合)敵との間合いや牽制攻撃・コンボなどの連携攻撃を考えて行動する。 魔法発動中でも行動可能な為、術者をショートカットキーで魔法指定してコンボ中に魔法で繋ぐ連携も可能。 このシリーズに関してはセミオートはあまりオススメされておらず、2Dの特性上で大技や一部の魔法攻撃が防げない為、 緊急回避スキルが試さるといえる。 OVL(オーバーリミッツ)がない:秘奥義の条件も他の作品と比べて比較的緩く出しやすい。やられ・のけぞりが無効となるOVLがないので 相手の攻撃が来たら回避に専念しなければならない。 一応、物語の後半でOVLに近いものが得られるが・・・。 メインパーティ リッド・ハーシェル:森で猟を営む少年。 ファラ・エルステッド:農家の少女。徒手空拳での体術や気功に長けている。 メルディ:空より飛来した少女。メルニクス語を話し、言葉が通じない問題に悩まされる。 キール・ツァイベル:学問を究める為、移住した幼馴染。 ウンディーネ:最初に契約する水の精霊。 レイシス・フォーマルハウト:親の世代が幼馴染だったという貴族出の剣客。 シルフ:少年の姿をした風の精霊。 イフリート:鬼のような姿をした炎の精霊。セルシウスが好き。 チャット:海賊アイフリードの子孫で男の子に見える女性。ボーイッシュともいう。 ノーム:マスコット系精霊。 ヴォルト:基本無口の雷の精霊。 フォッグ:大砲を担いだ豪快なおじ様。エレメンタルマスターという極太レーザーを放つ。 セルシウス:氷の精霊でツンデレ。イフリートが苦手。 レム:インフェリアの精霊を統括する精霊主 敵及び隠しキャラクター・その他 シャドウ:セレスティアの精霊を統括する精霊主 シゼル:メルディの母親。とある諸事情でネレイドに乗っ取られている。 バリル:メルディの父親。とある諸事情で帰らぬ人に ネレイド:自由をもたらす神と信仰されていたが、実際は心の闇につけ込む邪神。 セイファート:創造神といわれているインフェリアの信仰神。 ゲーム後半にて使者を通じて試練をプレイヤーに与えてくる。 マクスウェル:ミラじゃない方の老人精霊。メテオスォームだけ唱えて去っていくMOBと化している。 ゼクンドゥス:どう見ても色違いのダオス。攻撃モーションなどもそのままとなっている。 →というのも実はファンタジアにてダオス役を担当していた声優が亡くなった為、メモリアルとして実装されたらしい。 レグルス:ラシュアンの裏山に封印されているネレイドに憑りつかれた人。 コングマン:何故かエターニアの世界にも顔を出すこの男。「なりきりダンジョン」シリーズの複線なのだろうか? リリス・エルロン:ファラの料理対戦相手として立ちふさがるTODよりゲストキャラクター。 クレス戦時の背景にいる面々:ミント、チェスター、クラースらのパーティメンバーが応援として駆けつけている。 シリーズ初の秘奥義:緋凰絶炎衝、龍虎滅牙斬、火龍炎舞、風塵封縛殺、獅吼爆砕陣 カウンター秘奥義:闘技場にてクレスに挑戦中、特定の秘奥義を使用すると逆に利用されて秘奥義を受ける事になる。 隠し秘奥義:二周目以降かつマクスウェルの活力最大、「とある装備」と「とある装備」の組み合わせ、難易度マニアで1回でも戦闘済み、操作キャラクターである。マクスウェル召喚中に特定のコマンド入力で発動する。 デュアル・ザ・サン→エタニティ・スォーム→プリズミック・スターズ→ブライティスト・ゲート→エクスプロージョン・ノヴァ→マクスウェル・ロア― →ディメンジョナル・マテリアル→ブルー・アースと続く 以降の作品で協力技や隠し秘奥義として導入されている。 デスティニー:前作のテイルズオブデスティニーのパーティメンバーが次々と技の連携攻撃を繰り出すというファンサービス。 対象キャラクターはソーディアンマスター。 隠しボス:「ワルキューレの冒険」よりワルキューレがインフェリアにある「きらめきの塔」にて待ちかねている。 Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2024年04月15日 (月) 21時01分16秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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今日 - 合計 - タグ RPG テイルズ オブ ジ アビスの攻略ページ 基本情報 ストーリー 攻略情報 Tips プチ情報 関連動画 参考文献、参考サイト 感想・レビュー 基本情報 3DS ニンテンドー3DS テイルズ オブ ジ アビス ソフト ケースあり Nintendo 任天堂 ニンテンドー 4582224497690 【中古】 価格 2,480円 (2023/2/1 06 36時点) 感想(0件) [部分編集] メーカー ナムコ ハード プレイステーション2 発売日 2005年12月15日2007年6月28日(PlayStation 2 the Best版) 価格 7,140円(税別)2,800円(税別、PlayStation 2 the Best版) ジャンル RPG プレイ人数 1~4人 セーブデータ 有り 公式情報 https //web.archive.org/web/20110211024233/http //toa.namco-ch.net/ps2/ 生まれた意味を知るRPGとしてテイルズオブ10周年記念作品となった。 通称アビスと呼ばれ、ギスギスしたパーティメンバーに音を題材にした(スコア、音素など)世界設定、更に3DSへ移植とアニメ化された。更に舞台化もされた上にその模様を映像記録としてDVD化された。ミュージカルと思いきやアクション系俳優を起用したアクション舞台であった。 レジェンディアに遅れること4カ月であった。(テイルズオブフェスティバル コメントより) 有名セリフに「俺は悪くねぇ」があり、十数年経った今では鉄板ネタとして各イベントで披露されている。 主題歌にバンプオブチキンが担当したことでも有名。 尚、3DSへ移植の際にPS2で発見されたバグの取り除き、北米版で追加された秘奥義等の追加要素を盛り込んだ内容で ……画質等はほぼ、そのままである。 キャストに 子安武人:ボーボボ(ボボボーボ・ボーボボ) ゼクス(ミリアルド/ガンダムW) ギム・ギンガナム(∀ガンダム) ファウスト(シャーマンキング) エクスカリバー(ソウルイーター) クルル曹長(ケロロ軍曹) ガンダムSEEDなど 松本保典:3代目ノリスケ(サザエさん) ゴエモン(がんばれゴエモン) ファイバード(太陽の勇者ファイバード) ボーマン(アニメ・スターオーシャン) ゆかな:あずさ(あずきちゃん) C.C.(コードギアス) フォウ(ガンダムZ) 鈴木千尋:めがね君(とっとこハム太郎) ティンク、中ボス(魔界戦記ディスガイアシリーズ) 根谷美智子:律子先生(地獄先生ぬ~べ~) リザ・ホークアイ(鋼の錬金術師) タルホ(交響詩篇エウレカセブン) マリア(スターオーシャン Till The End Of Time) 桃井はるこ:歌手・音楽活動がメイン 中田譲治:言峰神父(Fate) ギロロ伍長(ケロロ軍曹) 玄田哲章:コンボイ(トランスフォーマー) 龍神丸(魔神英雄伝ワタルシリーズ) アクション仮面(クレヨンしんちゃん) コングマン(TOD、TOD2) 大谷育江:ピカチュウ(ポケットモンスター) チョッパー(ワンピース) ガッシュベル(金色のガッシュベル) 光彦(名探偵コナン) 伊藤美紀:藤姉(藤村大河/Fate) 雪野五月:かごめ(犬夜叉) お妙(銀魂) 矢尾一樹:ジュドー(ガンダムZZ) 忍(超獣機神ダンクーガ) ジャンゴ、フランキー(ワンピース) 山崎たくみ:ケイネス(Fate) イサム(マクロスプラス) 丸山美紀:ウラン(鉄腕アトム) といった知る人ぞ知る有名声優を起用。 ストーリー [部分編集] とある日、キムラスカランバルディア王国ファブレ邸にてヴァンと剣の稽古に励んでいたルークであったが、 突如の乱入者によって超振動が起きてしまい、マルクト帝国領域内へ飛ばされてしまう。 事態を軽く見ていたルークであったが、国家間の問題や教団との武力衝突などを経験することとなる。 帰国の旅で出会ったイオンという友人やチーグルのミュウなどが後々に力になってくれることをまだ知らないルークなのであった。 やがて自身の手で起こす問題を「どう向き合っていくか?」という課題を抱えていくこととなる。 攻略情報 [部分編集] 5頭身3D作品で自由移動のフリーラン、能力アップの方針を決めるキャパシティコア、属性変化FOF、任意覚醒のオーバーリミッツ、付加効果のアディショナルスキル、フォンスロットチャンパーといったシステムがある。 属性変化FOF(フィールドオブエフェクト) フィールド上で魔法こと譜術を行使すると属性のついたマーカーが付く。この上で対応の技を行使すると 異なった技に変化する。また何度も使用すると覚えることが出来るというのも特徴。 称号限定技 特定のナムコネタ称号や衣装で特定の技を繰り出すと変化するファンサービス。 他タイトルの技などが該当。 戦闘モード 2.5Dのアクションパートによるバトルでいわば格闘ゲームのスキルが必要。 オート、セミオート、マニュアルとありオートは完全CPU操作、セミオートは敵との距離に応じて間合い対応。マニュアルは距離関係なく、その場で攻撃。 更に隠しモードで全アクションコマンドモードもある。 オーバーリミッツ(OVL):いわゆるスーパーアーマー状態、のけぞり無効とダメージモーションが発生しなくなるだけでなく、スキル「スペシャル」があると強力な秘奥義を出すことが出来る。また2周目以降限定技もある為、周回を強要される。 フリーラン:回避用の自由移動モード、スキル習得が必須でボタンを押している間のみ行動可能。ターゲットの敵を主軸にして動き回る仕様となっている。後の作品にも継承されている。 2つのまじんけん ガイが扱う魔人“剣”とルークが扱う魔人“拳”がある。 拳の初出は前作のレジェンディア。 精霊召喚がない この作品のみシリーズ恒例の召喚獣がなく、あっても暦などの名称のみ。 タウンリンク 物語進行(戦時中など)で物価変動や品ぞろえの変化が度々起こるというもの。中には支給品で臨時販売や購入不可能などもある。 闘技場 場所:王都バチカル ゲスト枠にリッド・ハーシェル、フィリア・フィリス、ナナリー・フレッチ、ミント・アドネードが出演 戦闘ランク ノーマル、ハードが1.5倍、マニアは2倍、アンノウンは4倍と移植では3.5倍のグレード取得変化 グレード 2周目を遊ぶ要素として必要なポイントの事、開始時に項目を選択して有利にプレイ出来るというもの。 2周目限定秘奥義 1周目では覚えない専用の秘奥義。 ルーク(ローレライの鍵入手以降&宝珠装備時)、ティア(譜歌規定回数以上・OVLにジャッジメント) アニス(通常秘奥義の追加・更に○押し、ラックラック規定回数以上・所持ガルド規定数以上) ジェイド(サンダーブレード規定回数以上・OVL中にアピール)が 使用できる。(PS2版) 3DSでガイ、ナタリアも可能になった。 2周目限定Boss 退場したハズの六神将が生きていた……ではなく、ディストがいつの間にか用意していたレプリカたち。 最奥にはレプリカのキメラみたいなヤツがいる。 多すぎるミニゲーム とにかく寄り道要素が多い。2周目以降限定やイベント期間限定などもある。 ナム孤島、カジノ、倉庫番など エクストラダンジョンもココに含まれる。 お風呂イベント テイルズオブシリーズお約束(?)の何かしらの場所で起こるイベント。 専用衣装の称号を入手する。ある意味伝統。 外観変更によるシナリオセリフ変化 3Dテイルズ作品以降の“称号による外観変更”に反応や変化するキャラクターがおり、 周回要素の一つとして楽しめる仕様になっている。 特に長髪ルーク時の外観変更に対するツッコミが大半を占めるが 真面目なシーンでの緊張感の無い服装によるギャップも面白さのひとつ。 ルーク フォン ファブレ / アッシュ(Cv.鈴木千尋) 主人公、キムラスカランバルディア王国ファブレ公爵家出身の貴族。物語中に子爵の階級を得る。 ナタリア王女の許嫁なので次期国王の権利を持つ。 物語が進むにつれてやがて自身がレプリカ技術で作られた存在であることやオリジナルとの出会いを経て自分を見つめ直していくこととなる。 アッシュはそのオリジナルであるルークフォンファブレ本人であり、とある人物の計画によって居場所と自分を失ってしまった。 現在はローレライ教団のオラクル騎士団で特務兵として活動しているがとある人物の動向を伺っている。 ガイ セシル(Cv.松本保典) ルークとは従者の関係であり、キムラスカ軍のジョゼット・セシルとはいとこにあたる。歳も近いこともあって仲は良好。 制作スタッフいわく本来のテイルズ主人公枠とされており、魔人剣をはじめ歴代の主人公技を多く持つ。 尚、彼の本名はゲーム本編にて判明する。 ティア グランツ(Cv.ゆかな) ローレライ教団オラクル騎士団情報部所属のいわゆるスパイ。セブンスフォニムを扱える譜術士。 ユリア ジュエの子孫にあたる為、ユリアの譜歌を詠える。6神将のリグレットを教官に持ち、 幼少時は地下世界である魔界クリフォトのユリアシティで育っているため、外殻台地の土地勘がないのはその為。 本来の苗字はフェンデであるが、引き取られたテオドーロ グランツ市長にともないグランツと名乗る事となった。 詳細はゲーム中のホド戦争で語られるのでご確認を。 ジェイド カーティス(Cv.子安武人) マルクト帝国軍大佐の階級を持つ眼鏡の人。レプリカ技術の生みの親ともされており、本当の意味での黒幕。 ネビリムレプリカ事件を機に封印し、譜術のスペシャリストとして軍での功績を挙げていた。 ネクロマンサーの異名を持つ、バルフォア博士としても著書を発行しているらしい。 物語では導師イオンの護衛役として付き添っているところをルークたちが遭遇することとなる。 アニス タトリン(Cv.桃井はるこ) ローレライ教団オラクル騎士団フォンマスターガーディアン(導師の付き人のこと)にしてモースのスパイ。 物語後半にてイオン側に就きモースを裏切る事となる。その理由は両親が教団に浸かりきっており、 私財を全て更に借金を負うまでのレベルと化した為、その埋め合わせとしてモースのスパイとしてイオンの傍に付く事となった。 元イオンの付き人だったアリエッタから憎まれている。 ミュウ(Cv.丸山美紀) ルークがチーグルの森で出会う相棒。ユリアから継承されたソーサラーリングを長老から授かる。 フィールドでのアクション要員で隠し要素をコンプリートする為には欠かせない重要な役割を持つ。 常時ルーク(レプリカ)の傍を離れない忠誠心と愛くるしい外観を持つ。 断髪前は乱暴な扱いを受けたが断髪後はルークの成長を見守る唯一の味方となる。 ティアにはどストライクだったようで隙あらばルークから自分に懐かせようとあの手この手で試みる姿は必見。 ナタリア王女 (ナタリア ルツ キムラスカランバルディア)(Cv.根谷美智子) ルークの許嫁でキムラスカランバルディア王国王女。 事あるごとに昔の記憶をルークに問いかけるものの、記憶を持たないレプリカなので思い出すことは不可能である。 また生い立ちに色々訳がある人物で詳しくはゲーム後半にて語られる。 ヴァン グランツ(Cv.中田譲治) ティアの兄、ローレライ教団オラクル騎士団主席総長というトップの人。ホド戦争で家と親を失った。 ルークの剣の指導役というのは表向きの理由で本当は……。 導師イオン/シンク/フローリアン(Cv.大谷育江) ローレライ教団の指導者という表向きの理由で祭られているお飾り。彼もまた訳アリ人物でゲーム中に語られる。 シンクは六神将の一人で隠密行動を得意とするというより、出自上せざるを得ない人物。 フローリアンもゲーム進行上で語られる。 ユリア ジュエ(Cv.ゆかな) ローレライ教団の教祖といわれる人物。孤独な子供時代を過ごしていたが、セブンスフォニムの素養とローレライと契約したことにより、 星の未来を詠めるようになったことで聖人化された。チーグルという魔物が唯一の友達であった為、 後に聖獣として扱われることになった。 テオドーロ グランツ市長 地下世界 魔界クリフォトにあるユリアシティの責任者。 中盤にて地下世界を訪れたルークらにローレライ教団の本来の目的を語る。 リグレット(Cv.伊藤美紀) ヴァンの右腕、ローレライ教団オラクル騎士団六神将の一人。 テイルズオブシリーズでも珍しい銃使いでティアの指導者である。 本名ジゼル・オスロー アリエッタ(Cv.雪野五月) 元フォンマスターガーディアン、ローレライ教団オラクル騎士団六神将の一人。 魔物に育てられた過去を持つホド戦争の戦争孤児。 ディスト(Cv.矢尾一樹) ジェイドと同じ故郷出身のローレライ教団オラクル騎士団六神将の一人。 封印したはずのレプリカ技術を独自に研究、開発を続けていた。 譜業技師サフィール・ワイヨン・ネイス博士。 その技術がヴァンの目に留まりスカウトされ計画に加担する事となった。 シリアスシナリオで展開されるジアビスのギャグ担当。 ラルゴ(Cv.玄田哲章) ローレライ教団オラクル騎士団六神将の一人。黒獅子のラルゴと呼ばれる武人。 デカい身体にデカい声で見る者を圧倒する。 その昔キムラスカ軍に所属していたらしく,砂漠の獅子王ヴァダックと呼ばれていたところをヴァンのスカウトによってローレライ教団オラクル騎士団に入隊した経緯がある。 ケテルブルク知事 ジェイドの妹、ルークに兄の過去を語る。 ピオニー皇帝(Cv.山崎たくみ) ジェイドの親友でマルクト雪国4人組の一人。 ジェイドの妹の元カレ、ブウサギをこよなく愛する。 マクガヴァン親子 元帥を引退した父に持つ、セントビナーを治める息子と 街のシンボルでもある大樹を観察研究している。 セシル中将 ガイの母方の性を持つ従姉妹。 キムラスカ軍に属するがホド戦争の件で中将止まりとなっている。 とある悲しい物語のヒロインとなるが、ゲームで確認を。 レプリカネビリム 本名ゲルダ・ネビリム。本作の隠しボスにして最凶最悪のボス(難易度アンノウン時)である。 レプリカ作成時に未完成の状態で復元させた結果、人として欠損が酷く攻撃的な人物と化した。 やりこみ要素に魔装具という全キャラクター分の武器があり、全て集めかつとあるイベントを進めることで戦う事が出来る。 (レム装備3つ 聖〇〇など・シャドウ装備3つ 魔〇〇など) 最高Lv.255ですら歯が立たない程凶悪なアンノウン仕様を除けば、ほぼ勝てる難易度なので安心されたし。 キムラスカ ランバルディア王国 と マルクト帝国 このゲーム世界を2分割する大国で中立独立州ケセドニアとローレライ教団の総本山ダアトを除いたほとんどの地域が どちらかに属する街となっている。 キムラスカランバルディア王国 王都バチカル/廃工場 音機関都市ベルケンド 職人の街シェリダン ※ザオ遺跡 デオ峠 ※アクゼリュスの鉱山 国境のカイツール マルクト帝国 水上都市グランコクマ ※ケテルブルク/ロニール雪山 農村エンゲーブとチーグルの森 フ―ブラス川 城砦のセントビナー フェレス島廃墟群 栄光の大地エルドラント(ホド島) 国境のカイツール タルタロス内部(ストーリー限定Map) 流通都市ケセドニア ローレライ教団 と オラクル騎士団 このゲームにおける世界的宗教とされており、ほとんどの国と地域がこの教えに基づいた生活を送っている。 事の発端はユリアが星の歴史を詠み後世に残したものから。 オラクル騎士団とはその教団を守る為の防衛組織であるはずなんだけど、一国規模の軍勢力を持っているので 上記の二国とは対等という立場にある。長を導師と呼ばれるがまだ幼い為、導師代理と言う名目でNo.2のモースが 事実上のトップに君臨している。 ローレライ教団総本山ダアト ※ザレッホ火山 ワイヨン鏡窟(EXダンジョン奥地) 地底世界クリフォト 監視者の街ユリアシティ アラミス湧水洞 レムの塔 ※アブソーブゲート ※ラジエートゲート キノコロード ナム孤島(ヒント:漆黒の翼) レプリカ クローンのこと。ただし、魔法的な要素で生み出された存在なので厳密にはオリジナルの情報を持つ別個体である。 現実でも人権問題などがあるので直接表現するのは良くない事から名称を変えている。 外殻台地と魔界クリフォト とある諸事情により元々の大地では生活が送れなくなった為、魔法技術の力で大陸ごと中空へ浮かし 本来の惑星外周を覆いつくした事によって誕生した世界が外殻台地であり、魔界クリフォトが本来の惑星世界である。 初めて来たときには瘴気に覆われた生命活動困難地域となっており、唯一生活できるスペースとして確保された ユリアシティのみ訪れることが出来た。 アッシュの持ち逃げ 特定の条件でアッシュがパーティに加わる。彼が外れる前に貴重な装備を外しておかないと後悔する事になる。 がるでぃおす家のふくしゅう 庭師ペール、ガイ(ガイラルディア)が計画していたファブレ家へのふくしゅう計画。 ヴァンことヴァンデスデルカも加担していたが別の目的が芽生えて手を引いた。 メリル ナタリア殿下の本来の名。砂漠の獅子王ヴァダックの一人娘。王家に仕える祖母がナタリアと偽って献上してしまった為、ショックで母は海に身を投げた。 本物のイオン 既に病で他界している導師。シンク、フローリアン合わせて複数のイオンレプリカがつくられたとされる。 アッシュことルークの立ち位置 キムラスカ王家第1王女ナタリア姫の許嫁で王位継承第3位にあたる実はとっても偉い人。 現キムラスカ王(インゴベルト)は父クリムゾンの姉の夫にあたる。その上でナタリアへアノ言葉を投げかけたのは決意の表れからである。実は誰よりも大人な対応のアッシュ君なのかもしれない。 ユリアの予言(スコア) 捉えようによってはどうとでも取れるルークの事を予言した内容。 アクゼリュスの事かもしれないし、レムの塔かもしれない。 エンディングの彼 制作会社発行の攻略本(兼設定資料集)でのコメントでは「皆様のご想像にお任せします。シナリオ設定上正体はありますが、省かせていただきました。」とあるが、ゲーム内でも伏線は張ってあるのだ。 1.ネビリム戦後の囚われたディストの元へ向かった時 ここで大爆発(ビックバン)現象について語るジェイドとディスト。最後に語る「記憶は残る」という一言。 どちらの事とは明確にしていない。 2.ディストの研究施設にて発生するイベント(期間限定) コンタミネーション現象についての解説と完全同位体について解説するジェイド、最後まで進めるとジェイドが結論に達したようなコメントをする。 このイベントは要約すると オリジナルが消滅してレプリカが残り、オリジナルを取り込んで「オリジナル」と思い込む。→オリジナルが蘇ったと勘違いする。 制作側のミスリード。 以下2つもミスリード要素 3.ヴァン戦後のティア以外のコメント ほぼ消える(消滅する)前提で会話が挟まれている点とジェイドが「これは希望です」と言っているあたりからして消えることが確定している。 4.エンディングでのジェイドの表情 彼はある賭けをしていたが、万が一コンタミネーション現象とは異なる現象がローレライの力で起こるのではないか?と期待を込めていたが、 やはり論文通りの結末となった。 5.ゲームでの条件 ①物語終盤で瘴気を消す為、心中計画するものの何とか消滅は免れたが、乖離が起きているルーク(レプリカ) ②オリジナルであるアッシュが〇んでルーク(レプリカ)に入り込む。→その結果「第2超振動」が扱えるようになる。 ③ヴァンとの激戦でルーク(レプリカ)は消滅寸前。 ④EDにて「第7フォニム」集合体であるローレライがすぐそばにいる。 ⑤設定で「第7フォニム」を扱えると治癒師になれる。ルーク、アッシュ、ローレライは完全同位体である。 剣の携え方が明確に設定されているルークとアッシュ。 ⑥チーグルでの実験とは明らかに条件が異なっている。 改めてゲームシーンやムービーを見ると・・・。 ・ナタリア×アッシュの背景 ・ティア×ルークの背景 Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 本作以外の2人(ルーク、アッシュ)の扱い クローンネタは流石にまずいのか双子の兄弟として描かれていることが多い。(レディアントマイソロジーなど) 長髪、短髪も作品によっては別人として扱うこともある。(実質3役) ゲームフェスであるテイルズオブフェスティバルでは見事に使い分けて演技するプロの技を拝見出来る。 実は登場人物の過半数が…… BGMのタイトルにも伏線が ちゃんと遊んでいれば(シナリオをよく読んでいれば)無効になった約束が分かる。 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (2) 2024年04月07日 (日) 11時48分53秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/vitello24/pages/11.html
テイルズ作品4タイトル決定!! 「テイルズオブイノセンス」DS 「テイルズオブデスティニーディレクターズカット」PS2 「テイルズオブリバース」(PSP移植) 「テイルズオブシンフォニア~ラタトクスの騎士~」Wii すごいではないですか!!すごく楽しみです!! 最近DRにはまっています。 2週目を少しずつ進めてはいるものナカナカ進まない↓↓↓ 1週目で逃がしたサブイベントを2週目でやるのが楽しい!! アルカナルインの最終階のバルバトスを倒すのがとても楽しい↑↑↑ あと、DRの面白い動画を見つけました!! デスティニー逆再生ブラストキャリバー
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/15609.html
テイルズ オブ ファンタジア ドラマCDシナリオワークス +目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 テイルズ オブ ファンタジア ドラマCDシナリオワークス 分類 書籍 発売日 1999年8月 販売/出版 ムービック 著者 金月竜之介 価格 1100円 商品画像 コメント ドラマCDの解説と演出メモ、未収録分を含む全脚本を収録した書籍。 関連リンク 関連項目 被リンクページ 関連商品:ファンタジア ▲